マリーゴールドは夏〜秋に花を楽しみ、
冬前には枯れてしまう一年草です。
花色は黄色、オレンジ、赤など暖色系が多いが、
珍しいものでは白やクリーム色の花のものも流通しています。
花姿は一重、八重、カーネーション咲き、クラウン咲きなどの咲き方があります。
マリーゴールドは小輪矮性のフレンチ種と
大輪高性のアフリカン種があるが、フレンチ種が育てやすい。
アフリカン種:一般的に大型種が多く、草丈は50cm-2mにもなります。
大きく茂って他の植物を隠してしまうので、
鉢植えにはあまり向きません。
花壇に植えるなら後方に植えるようにします。
たくさん植えると迫力があります。
フレンチ種 草丈が15cm-40cmほどの小〜中型種が多く、
鉢やコンテナ植えにも適しています。
花壇に植えるなら前方に植えるようにします。
たくさん植えると満開時には一面を花で覆うことができます。
暑さに弱く、30℃を超すと花が咲かなくなるので注意。
植える時期:マリーゴールドの植え付けや植え替えは、
4〜5月が適期ですが、梅雨時や真夏は花持ちが悪く、
花柄摘みが大変なので、秋に植える方法もあります。
一年草で、冬前には枯れてしまうため、
一度植え付けたら、基本的に植え替える必要はありません。
植える場所:マリーゴールドは日当たりが悪かったり、水分や肥料が多すぎると、
葉ばかりが茂って花が少なくなってしまうので、
よく日の当る場所で育てるようにします。
また、真夏の暑さで、いったん花が止まることがあります。
鉢植えやプランターで育ててる場合は、
風通しのよいところで管理して熱がこもらないようにします。
剪定やお手入れ:マリーゴールドは初夏から花を咲かせますが、
夏を越えて秋に涼しくなると特によく花を咲かせるようになります。
夏に伸びすぎたら早めに切り戻し肥料を与えて更新します。
枯れたマリーゴールドの花をそのままにすると、
雨が降って濡れたときに腐ってしまったり、
タネができて株の栄養をとられてしまうので、
枯れた花はこまめに花茎ごと切り落とすようにします。
マリーゴールドは茎葉が茂り過ぎて混みあうと、
風通しが悪くなり、熱がたまって蒸れることがあります。
この状態になると生育が弱くなり、
下から枝が伸びずに開花も途切れてしまいます。
枝葉が混みあっている場所は、
早めに間引いて、風通しを良くしましょう。
マリーゴールドは暑さで生育が衰えて、
花が咲かなってしまうことがあります。
茎葉が繁雑に茂っている場合は、
8月下旬くらいに一度草丈を半分くらいにばっさり切り戻すと、
10月頃に再びきれいに花を咲かせてくれます。
特にフレンチ種は耐暑性が弱く、
夏はあまり花を咲かせないので、切り戻しを行うようにします。