【花木一覧】

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ナツメ / ナルコユリ

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ハナミズキ / ハクモクレン / ハマヒサカキ
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ヒマラヤスギ / ヒメシャラ / ヒャクニチソウ
ヒュウガミズキ / ピラカンサ / ビワ

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フェイジョア / フッキソウ / フジ
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ベアグラス / ベゴニア / ペチュニア
ベニバナトキワマンサク

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「ま行」
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マツバギク / マテバシイ / マユミ
マリーゴールド / マルバノキ / マルメロ
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ムクゲ / ムスカリ / ムベ
ムラサキシキブ

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イチジクの概略
イチジク 無花果

クワ科イチジク属 落葉広葉樹 中木 陽樹




【別名】 トウガキ(唐柿)

【購入時の目安サイズ】 1.5m

【購入時の目安価格】 苗木@2,000円

【将来的なサイズ】 幅:3〜5m、 高さ:5〜10m

【花期】 5〜6月 

【開花日数】 10日

【果実期】 6月、8〜10月 

【原産地】 小アジア、アラビア

【適地】 沖縄〜関東

【土壌条件】 酸性土を嫌う

イチジクの特徴



イチジクはアラビア南部か小アジア付近が
原産地といわれ、地中海地方では果樹として、
古代から栽培されてきました。
日本には徳川時代初期に渡来し、
明治、大正時代になって多くの品種が導入された。

木は大きくならず、病害虫も少なく、
生育がよくて結実期間も長い。

また、袋かけの必要もない手軽さで、
家庭向き果樹として最適です。


イチジクの葉は手のひら状で有柄で、
肉厚で互生します。
葉腋に花托とその内壁に、
着生した花から発育した果実を結びます。


イチジクは感じで「無花果」と書きますが、
果実として食べるのは、
肥大化した花序の花軸の部分です。

日もちが悪いので、ほとんど生で食べます。
やわらかくて消化もよく、当分は10%ぐらいですが、
酸味が少ないので甘く感じます。

昔から便秘によく効き、
症状の葉は痔疾に効くといわれます。

イチジクの品種

果実には夏に収穫できる夏果と、
晩夏から秋にかけて収穫できる秋果とがありますが、
樹木の品種は、夏果だけのもの、秋果だけのもの、
両方収穫のものの3種があります。

夏果は6月下旬〜7月上旬、
秋果は8月中旬〜10月下旬が収穫期です。

ブラウン・ターキーも兼用種で、
品質がよく甘みがあります。

マスイドーフィンはイチジクの代表種で、
夏果、秋果の兼用種です。

カドタも兼用種で甘みが豊富です。

ビオレ・ドーフィンは夏果専用種で、
甘味が強く芳香があり、
蓬莱柿は秋果を主とする在来種で、
寒さに強い品種です。



作業・お手入れアドバイス



植える時期:
イチジクの植え付けや植え替えは、
11〜12月、3〜4月が適期です。


植える場所:
イチジクは亜熱帯性なので暖地を好み、
福島県以北ではほとんど栽培できません。

忠誠か弱アルカリ性の土質で、
やや湿り気のある肥えた深い耕土に向き、
酸性土を嫌います。


剪定やお手入れ:
イチジクの夏果専用種は、前年枝の先端に
幼果が芽をつけて冬越しするので、
先端は切り詰めず、弱い枝、垂れ枝、
徒長枝を中心に切ります。

秋果専用種のイチジクはは、
今年伸びた枝の葉のわきに順次結実していくので、
新梢を出させるために切り詰めます。

兼用種は夏果をとるための短い枝を10〜20pに切り、
秋果をとるための短い枝を残しますが、
それぞれ半々ぐらいにします。
徒長枝、弱い枝、密生枝は切ります。


イチジクの国内品種は、
受粉に関係なく単為結実します。

*単為結実:種を作ることなく、果実ができること。


イチジクの増やし方は、さし木で簡単に活着します。
2月に枝を切り取って土中に埋め、
3月下旬〜4月上旬にさします。


注意する病害虫:
6〜10月にかけて、葉、枝、果実に疫病が発生します。

果実が全面綿毛状になり、腐敗して落下した時は、
6〜7月にダイセンの400倍液を撒きます。
7〜8月にはクワカミキリムシの成虫が出て、
主幹などに傷をつけて産卵します。

イチジクが枯れるのは、
ほとんどこの虫の被害なので補殺します。
また、枝や幹の傷のあるところは、
木づちで軽くたたいて卵をつぶし、
枝や幹に入って糞を出している幼虫は、
穴に農薬を浸した綿を詰めて退治します。













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