クチナシ
アカネ科 常緑広葉樹 低木
【購入時の目安サイズ】 0.3m
【購入時の目安価格】 苗木@500円、成木@2,500円
【将来的なサイズ】 幅:1.5m、 高さ:1.5m
【花期】 6〜7月
【開花日数】 14日
【原産地】 アジア、アフリカ
【適地】 沖縄〜関東
【土壌条件】 湿り気を好む
クチナシは6月ごろ白い花を咲かせ、あたり一面に甘い香りを漂わせる
初夏の花木で、一重咲きのものが一般的だが八重咲きの花もある。
クチナシの花は咲き始めは純白だが、時間が経過するにつれて
だんだんとクリーム色を帯びた色になる。
オレンジ色の実も観賞価値がある。
クチナシは半日陰のやや湿り気のある土を好む傾向がある。
日当たりの強い場所や乾燥する場所では、
葉色が悪くなるが生育は可能な強い性質もうれしい。
アオムシで葉が丸坊主になることがあるので注意が必要。
一番ポピュラーなのが一重咲きのクチナシで、
そのほかにも園芸品種で八重咲きの花を咲かせるヤエクチナシ、
コンパクトで場所をとらず鉢植えやグランドカバーに利用できるコクチナシ、
葉に斑の入るフイリクチナシなどの品種がある。
花の色はいづれも白となる。
植え付け時期:植え付けや植え替えの適期は春なら4〜5月、秋なら9月。
暑い時期や寒い時期は避け、暖かい時期に植え付けるのがポイント。
植え付け方:クチナシはあまり大きくなった株は根付きにくく、
若い苗のほうが根付きやすい性質があるので、
植え替えはできるだけ控えるようにした方が良い。
クチナシを植え付けるときは水はけを第一に考え、
あまり深く掘らず多少山高に土を盛って植え付けるようにする。
植えつけ直後はたっぷりと水を与えて、
乾かさないように株元をワラや腐葉土で覆うとよい。
剪定やお手入れ:剪定は、花の咲く頃に伸びてくる新しい枝に来年の花が咲くので、
秋以降に枝を切ってしまうと、花芽ごと枝を切り落としてしまうことになり、
翌年の花つきが悪くなってしまいます。
クチナシの剪定は花が終わった直後に行うようにする。
剪定は混み合った部分の枝や枯れた枝を切り落とす程度で、
あまりいじる必要はない。
また、地際から伸びてくる枝の「ヤゴ」は見つけ次第早めに切り落とす。