アカマツ 赤松
マツ科マツ属 常緑針葉樹 高木
【別名】 メマツ (雌松)
【購入時の目安サイズ】 2.0m
【購入時の目安価格】 苗木@3,000円、成木@25,000円
【将来的なサイズ】 幅:5〜8m、 高さ:20〜30m
【花期】 なし
【開花日数】 なし
【果実期】 なし
【原産地】 日本、朝鮮半島
【適地】 沖縄〜東北
【土壌条件】 特に選ばない
植える時期:アカマツの植え付けや植え替えは
3〜4月が適期です。
植え方:庭木は樹高6〜7mぐらいに仕立てます。
移植する場合は、1〜2年前に根回しし、
植える際には土を盛って高植えにします。
植える場所:アカマツは根は深く張り、
乾燥には強いのですが、湿害には弱いので、
たまり水や湧水を避けるようにします。
剪定やお手入れ:アカマツのお手入れとして欠かせないのが、
みどり摘みという作業です。
アカマツは樹勢の弱い木ですが、
4〜5月ごろに新梢がでます。
新梢は3〜6本出ますが、
真ん中に強く伸びている1本だけは、
1/2ぐらいのところで摘み、
その周囲の脇芽は摘まないようにします。
アカマツは日陰に弱いので、葉が込み合うと
その部分がすぐ枯れて樹形を悪くしますので
必ず実施するようにします。
また、もみ上げも欠かせない作業の一つです。
枯れてしまった枝、強すぎる枝、
下に垂れた弱い枝などを剪定し、
乱れた枝は添え竹などで枝葉を一群にまとめます。
枯れ葉や古葉(昨年の葉)も取り除きます。
アカマツの剪定のコツは下記の3つです。
@若木や成木のアカマツで、
まだ樹姿の定まらないものは大枝を間引き剪定し、
主枝となる枝を数本残すようにする。
A大枝は株では広く、上部に行くに従って狭く、
枝が左右交互に出るように残す。
B長く伸びすぎた小枝は切り詰める。
注意する病害虫:アカマツは新芽時にカイガラムシの幼虫がついたり、
風通しの悪い場所ではアカダニがつきます。
また、マツカレハやマツノザイセンチュウなどの大敵もいます。
アカマツについたアブラムシ類やマツカレハは、
デナポンやスミチオン乳剤で駆除します。
マツノザイセンチュウじゃ5〜6月ごろ衰弱した松の木に、
マツノマダラカミキリに伴われて飛んできて、
カミキリがかじった傷口から木の内部に侵入して増えます。
そして2〜3か月後に被害樹が枯れてしまうことがあります。
薬剤による駆除方法としては、マツの根元に
ダイシストン粒剤やオルトラン粒剤をまいて木に吸収させるか、
スミチオン粒剤やデナポン乳剤を撒きます。