フイリヤブランは葉にはっきりとした黄色い斑の入る常緑種で、
適応範囲が広く、あまり広がりすぎないので、
グランドカバーだけでなく、花壇などの縁取りにも適している。
9月に咲く薄紫の花も美しい。
フイリヤブランは冬には下葉が枯れて見た目が汚くなってしまうので、
秋に刈り取っても、また春には新芽が吹くので問題ない。
フイリヤブランは丈夫で育てやすく、手間がかからないので、
庭をアレンジする際に使い勝手がよくおすすめ。
花は一つだけでは少し寂しい印象ですが、
群生させると映えるようになります。
同じ仲間で、小型で白斑のはっきりと入るスイショウランは
ほふく性で、カラーリーフとして使うことができる。
植え付け時期:フイリヤブランの植え付けや植え替えの適期は3月〜4月、9月〜10月。
放任していても生長に問題はないが、株が混み合ってきたら、
株分けをかねて植え替えをするとよい。
鉢植えの場合は大きくなりすぎると生育が衰えてしまうので、
そうなる前に植え替えるようにするとよい。
2〜3年ごとに一回り大きな鉢に植え替えるのが目安。
植える場所:フイリヤブランを植える場所は、あまり気にする必要はありません。
フイリヤブランは日陰にもよく耐え、塀や壁などで陰になっているような部分、
軒下に面した通路などでも育てることができるので重宝する。
しかし、あまり暗い日陰ですと花付きが悪くなるので注意。
花を期待しないのであればかなり日当たりの悪い場所でも問題ない。
フイリヤブランは日陰を好む傾向があるが、
日当たりのよい場所でもよく育つ。
しかし、強光線に弱い性質があり、
真夏の直射日光下では葉が焼けて茶色くなるので注意が必要。