ツワブキはフキの葉を濃緑の照り葉にしたような和風の趣の常緑樹。
暖地では常緑だが、寒地では宿根草になる。
秋遅く茎が伸びて、鮮やかな黄色の菊のような花を咲かせる。
ツワブキの花は料理にも利用されることがある。
花の時期にはいっきに存在感が増す。
ツワブキは庭石の足元や植木の根締めに用いたり、
日蔭地に群植させるなどの利用法がある。
ツワブキは日陰から日向まで適応範囲は広いが、
腐植質の多いやや湿り気のある土壌を好む傾向がある。
植える時期:ツワブキの植え付けや植え替えの適期は4〜5月、9〜10月。
地植えのものは一度植え付ると根付くので、特に植え替えをする必要はない。
鉢植えは、鉢が根でいっぱいになると根づまりをしてしまうので、
ひとまわり大きな鉢に植え替えるようにする。
植える場所:ツワブキを植える場所は半日陰の場所や明るい日陰が適してるが、
極端に暗い日陰では葉色が悪くなったり、ひょろひょろに間延びするので注意。
黄色い斑の葉の種類のものは、日光不足になると斑が薄くぼやけるので注意。
また、真夏の直射日光に当たるとツワブキの葉が焼けてしまうので、
西日の当たる場所は避けるようにした方が無難。
斑入りの葉は、斑の部分が緑色の部分より強光線に弱く、
斑の部分だけ茶色く枯れて穴が開いたようになってしまう場合があるので、
真夏の強光線には注意が必要。