シマトネリコは台湾原産の常緑のトネリコで、やや寒さに弱く温暖地向き。
現在では温暖化の影響で関東でも植栽が可能になったが、
寒い地域では、冬には葉が痛む場合がある。
シマトネリコの樹形は自然風で、
株立ちにもなるので庭のアレンジがしやすい。
涼しげな樹姿が人気の庭木。
シマトネリコはかなり暗い場所に植えても大丈夫なので、
庭のさまざまな場所に植えることができ、使い勝手がよい。
シマトネリコは5〜6月には樹冠を覆い隠すほど、
みっしりと白い円錐型の小さな花が咲き、美しい。
夏には3cmほどの細いさや状の実をつける。
シマトネリコは高木にするためには広いスペースを必要だが、
ベランダのコンテナでコンパクトに育てるのにも適しています。
植え付け時期:植え付けは3月中〜下旬、9月下旬〜10月上旬が適切。
移植の場合には3月中〜下旬に。
植え付け場所:シマトネリコは年間を通して日当たりのよい所で育てるのが基本。
耐陰性があるので、鉢植えは明るい窓辺で育てる事ができる。
寒さにも強く、関東から南では庭木で育てる事が可能。
最低温度は0度以上あれば十分。
シマトネリコは冬には葉が少々落葉するが、
初夏までには葉が茂って元に戻ってくる。
関東より北の寒い地域で育てる場合、
冬は鉢植えで室内で管理がおすすめ。
剪定やお手入れ:シマトネリコの剪定は自然な樹形に整えるために、
伸びすぎた枝や込みすぎた枝を間引く程度で十分です。
植えっぱなしにすると、かなりの大きさまで巨大化するので、
ある程度の大きさに抑えたい場合には、
根元付近から大胆に切り戻すことが必要。
施肥の必要もほとんどなく、手入れに手間がかかりません。