ドウダンツツジは落葉花木だが、
枝が密につき葉のない時期も芽が美しいので、
古くから生垣や玉作りとして人気がある。
花時は坪状の白い小花をたくさんぶら下げ、
秋には紅葉で葉を真っ赤に染め美しい姿を楽しむことができる。
ドウダンツツジは枝葉が細かく密につき芽吹く力も強いので、
生け垣として最適な樹木のひとつ。
翌年も花をつけさせるためには、花後すぐに剪定をする必要があるが、
花を観賞するというより、樹型を色々な形に仕立てて
生け垣や植え込みとして利用することが多い。
暖地では夏に葉やけするので、水切れに注意が必要。
ドウダンツツジは多くの種類があるが、
サラサ系は弱いので購入の際には確認を。
植え付け時期:植え付けや植え替えは4月と7〜8月以外であればいつでも良い。
植え付け方:ドウダンツツジは細かい根が広く張るので、
植え穴は大きめにして堆肥や腐葉土を混ぜ込み、
少々高い位置に来るようにし、深植えにならないように注意が必要。
植え付け場所:日陰だと枝が密生せず、秋の紅葉期に葉が美しく色付かないので注意が必要。
日当たりの良い場所から半日陰の場所に植えるようにするが、
夏の直射日光や西日はできるだけ当たらない場所にする。
剪定やお手入れ:剪定や刈り込みは、6月と落葉した12月が適期。
6月の刈り込みは新しく出た枝をばっさりと刈り込むようにする。
あまり遅くに刈り込むと秋の紅葉に影響が出るので、
7月以降には剪定を控えるようにする。
落葉時期の刈り込みは芽先を切るようにする。
この際の刈り込みは軽く形を整える程度にとどめるようにする。
ドウダンツツジの花をたくさん楽しみたい場合は
刈り込んで仕立てる方法は適さない。
剪定は草丈が高くなってきたり、枝が広がりすぎて邪魔な場合に、
丈を詰めるために伸びすぎた枝を切り落とす程度で十分。
弱々しい枝や細い枝がある場合も切り落とす。