植える時期:サクランボの植え付けや植え替えは、
11〜12月が適期になります。
植える場所:サクランボは冷涼地を好みます。
開花期間中に晩霜がなく、
成熟期に雨量の少ない地方に適します。
温暖で雨が多い地方では、
果実が落ちやすくなってしまいます。
剪定やお手入れ:サクランボは変則主幹型に仕立てるようにします。
上に向かって強く伸びるので、
主枝はなるべく横向きにし、
主枝と主枝の間を広くあけるようにします。
樹高をなるべく低く仕立てて、
実を採りやすくするようにするのがポイントです。
剪定の適期は暖かくなった3月ごろで、
小枝をあまり切り詰めずに、
ふところの込み枝を整理する程度にします。
注意する病害虫:収穫するまであまり消毒しないようにすると、
実をおいしく食べることができます。
害虫は見つけるたびに、
補殺するようにしてください。
「ナポレオンは」家庭で栽培するオウトウとしては
最も優秀な品種で、肉質が堅く多汁で芳香があります。
熟期は6月下旬〜7月上旬です。
「日の出」は甘味の強い中型の極早生種で、
5月下旬〜6月上旬が収穫期です。
「黄玉」は甘味の多い中型優良品種ですが、
実の割れやすいのが欠点です。
「蔵王錦」は果実が大きく、
やわらかくて甘いのが特徴です。
収穫期は6月中旬になります。
サクランボは自家受粉する種もあれば、
品種によっては1本で結実しない種もあり、
混植が必要な場合もあります。
シナミザクラ以外は自家受粉をしません。
また、同一品種の花粉では結実しないので、
実をつけたい場合には、必ず2品種以上植えます。
他の品種間でも、交配しないものがあるので、
確実に結実さえるには人工授粉を行います。
ナポレオン、日の出、黄玉、蔵王錦は
品種間で結実しますが、ナポレオンとピング、
日の出と高砂、黄玉と佐藤錦とでは結実しません。
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