古くから日本の家で風から家を守る防風林として、
カシの木は使われてきました。
そのほか、防火林、防音林としても使われており、
風や大気汚染に強く、耐火性もあります。
「カシ」というと関西ではアカラシを、関東ではシラカシを指します。
アラカシは樫の木の一種で、小さなドングリのなる常緑樹。
シラカシに比べ、葉が広くボリューム感がある。
潮風に強いために海岸部に適しているのがウバメガシで、
よく管理すれば生け垣としても利用できます。
焼き鳥やウナギを焼く時に欠かせない備長炭は、
このウバメガシを材料として作られています。
植え替え時期:カシの植え付けや植え替えは3〜4月が適期で、
大きめの植え穴を掘り、腐葉土や堆肥を鋤き込んで植えるようにする。
幹を数本株立ち状に立たせ、
葉を透かした棒ガシという仕立て方もある。
剪定やお手入れ:カシ類は大きくなるので毎年剪定や切り戻しをが欠かさないように。
カシの剪定は3月〜4月に適している。
自然樹形なら、不要な枝を切る程度で良い。
枝先が分枝してよく生長するので、年に3回程度剪定して、
枝先が大きくなりすぎないようにします。
注意する病気:カシは風通しの悪い場所に植えると、
うどんこ病で葉が白くなってしまうので注意を。