コデマリは春の背の低い花木の中では
ユキヤナギと並んで人気のある多くの花の咲く美しい木。
コデマリは比較的手がかからないので、
花のない時期にもあまり苦にならない。
コデマリは非常に丈夫で、枝先を垂れさせながら白い小さな花を
手まり状に密生される姿は幅広いイメージの庭に合う。
土留めから垂らしたり、斜面の植えつぶしにも向く。
コデマリの中でも八重咲きコデマリは花にボリューム感がある。
植え付け時期:コデマリの植え付けや植え替えの適期は3月〜4月だが、
地植えにしたものは植え替える必要はない。
植え付け方:コデマリは特に土質は選ばないが腐葉土などの
有機質の多い少し湿り気のある土壌でよく育つ。
地植えにする場合、粘土質の多い場所ではよく育たないので注意。
剪定やお手入れ:剪定は花の終わった後すぐに行うようにする。
勢いが強く長く伸びすぎた枝は、
下の方の枝が分岐しているあたりで切り落とすようにする。
コデマリをきれいな樹形にするには、細くて枝垂れるような、
やわらかい感じの枝振りに仕立てるのが重要なので、
太くなった古くてかたそうな枝は、根元から切り落とすときれいにまとまる
。
大株のコデマリは枝の老化などが原因で花付きが悪くなったり、
古い枝が枯れ込むので、株の若返りを図るため、
落葉後の11月〜12月にも剪定を行う。