幹が美しく庭の主木にもなり、
花の咲く期間が長いので人気のあるサルスベリ。
「サルスベリ」の由来は幹の皮がはげやすく表面がつるつるしており、
猿でも落ちてしまいそうなことからこの名前が付けられたといわれています。
サルスベリは中国原産の落葉樹で、熱帯地方では街路樹として利用されます。
サルスベリは多くの品種があるが、桃花や白花の区別でしか流通していない。
狭い庭では小さなうちから花をつける矮性種がおすすめ。
花つきの鉢植えを植えても4〜5年で1〜2mに成長する。
サルスベリは生長が遅くうどんこ病が出やすいので、
他の背の高い樹木とは群植せずに
日当たりと風通しのよい場所に植えることが必要。
植え付け時期:サルスベリの植え付けや植え替えの適期は、
生育の止まっている12〜2月頃です。
植え替えは地植えの場合は必要ありませんが、
鉢植えの場合は2年に1回植え替えが必要です。
植え付け場所: サルスベリは日当たりが悪いと花つきが悪くなり、
日陰で育てるとほとんど花が咲かないので、
一年を通して日当たりのよい場所で育てることが重要。
サルスベリは暑さには強い植物ですが、少々寒さに弱い。
剪定やお手入れ:サルスベリの剪定の適期は12〜2月の冬の間。
サルスベリは枝の伸びる勢いが強いので、どんどん大きくなります。
庭木として育てる場合はせいぜい5mくらいが適当なので、
1年に1回、枝をばっさりと切り落としてしまいます。
株元からまっすぐ勢いよく伸びてくる枝は根元から切り落とします。
サルスベリの花は春に伸びた新しい枝に花をつけるので、
多少切りすぎても花つきに問題はありません。