トレニアはやや地味な野性味のある草花で、
丈夫で病害虫もほとんどなく、手がかからない。
夏も休まずに咲き続けるので、庭のアレンジに重宝する。
花壇、鉢、コンテナ植え、寄せ植えなど幅広く使える。
トレニアはスミレに似た花を株一面に筒状の小さな花を咲かせます。
トレニアは草丈が30pほどの普通種や20pほどの矮性種があり、
白やブルー、イエロー、パープルの花色があります。
植える時期:トレニアの植え付けは4〜5月ごろが適期です。
トレニアはほとんどの種類が一年草のため
一度苗を植え付けると植え替えの必要はありません。
植える場所:トレニアはあまり乾燥する場所には向かず、
湿り気のある明るい日蔭や西日の当らない場所がベスト。
高温には充分に耐えるのですが土の乾燥には弱いので、
風通しの良い明るい日陰で育てると生育がよくなります。
一年草のものは11月頃には枯れてしまうので、
花が汚くなったら処分するようにします。
茎が這うように伸びるほふく性の品種など、
毎年花を咲かせる品種は冬越しも可能ですが
耐寒性がないので寒冷地では困難です。
剪定やお手入れ:トレニアは上に咲きあがる性質があるので、
背が伸びすぎたら半分程度に切り戻し
肥料を与えるようにする。
花柄は花が汚くなったら時々とるようにする。
草丈が10cmくらいの小苗の時期に、
芽の先端から2節目くらいで芽の先端を摘むようにすると
ワキから芽が伸びてきてバランスの良い草姿になり、
花数も増やすことができます。
トレニアは花が一通り咲き終わった頃に、
花が枯れたあとや茶色くなって枯れた下葉はこまめに摘み取り、
株をキレイにしてあげると秋にもきれいな花を楽しむことができます。