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アケビの概略
アケビ
通草
アケビ科アケビ属 つる性落葉木本 陽樹
【別名】 アケミ (開け実)
【購入時の目安サイズ】 1.0m
【購入時の目安価格】 苗木@2,000円
【将来的なサイズ】 幅:2〜3m、 高さ:3〜5m
【花期】 4〜5月
【開花日数】 10日
【果実期】 9〜10月
【原産地】 日本、中国、朝鮮半島
【適地】 九州〜北海道南部
【土壌条件】 特に選ばない
アケビの特徴
アケビは秋にキノコとりやハイキングに行くと、
よく目につくのが大きく口をあけたアケビです。
10月ごろさやが割れて、中の果肉が食べられます。
甘い味ですが、種が多いのが難点です。
新葉は「木の芽」と呼ばれ、おひたし、ゴマあえ、
味噌汁にして食べることができます。
茎はカゴなどの細工物に、
太い茎は輪切りにして乾かし、
煎じて薬用(鎮痛など)にします。
日本には3種類のアケビがあります。
アケビは手のひら状の小さな葉をつけ、
のこぎり歯はなく、花は淡紫色です。
ミツバアケビは東北地方に多く、
3枚の小葉からなる複葉をつけ、
のこぎり歯があり、花は濃紫色です。
ゴヨウアケビは、アケビとミツバアケビの
雑種とみられていますが、
複葉が5枚で、花は濃紫色です。
作業・お手入れアドバイス
植える時期:
アケビの植え付けや植え替えは、
12〜3月が適期になります。
植える場所:
アケビは陽樹ですが、日陰にも強く、
植える土地を選びません。
受粉:
アケビの新梢は、よく充実した大きめの
短果枝に花芽をつけます。
雌雄異化で雌花の先端に雄花をつけ、
雌しべは3本あります。
これが完全に受粉すると、
1ヶ所に3個結実します。
雌雄異化ですが、自家受粉しても
よく結実しないことが多いので、
他品種(ゴヨウアケビとミツバアケビ)を、
そばに2〜3株植えておくと、
実どまりがよくなります。
剪定やお手入れ:
アケビは棚仕立てにします。
樹勢が強く、つるがよく伸びるので、
間引き剪定して込み合わないようにします。
剪定では、短果枝を切らないようにします。
春、葉とともに、花芽がここについて垂れ下がります。
注意する病害虫:
アケビにはアブラムシとカイガラムシがつきます。
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