ギボウシは木陰のカラーリーフとして洋風・和風を問わずにマッチし、
品種によっては日向にも向く丈夫な植物。
葉はすべて地際から伸びて広がるので、
株全体の形はべちゃっとしたやや平べったい印象を受ける。
ギボウシの花は、夏に白やピンク色の花をながい花茎を伸ばして咲かす。
ギボウシは葉色にも白斑や黄色、青など様々な色があり、
最終的には1m近くまで生長する物から極小のものまである。
冬は地上部が枯れてなくなるので、
ヤブランなどの常緑種と混ぜて植えると庭が映える。
花は主に薄紫で鑑賞にも耐える。
植える時期:ギボウシの植え付けや植え替えの適期は3〜4月。
植え付けの場合で5月以降に苗を購入し、
それを地植えにする場合は高温で地面が乾きやすく根付きにくいので
翌年の3月まで待った方がよい。
地植えの場合は3〜4年に1回、
鉢植えの場合は2年に1回を目途に植え替える。
植え方:鉢植えの場合は赤玉土(小粒)5:腐葉土3:川砂2の割合で混ぜた用土を用いる。
地植えの場合は水はけが悪いようなら川砂を混ぜ込むとよい。
植える場所:ギボウシの植え付けには水はけがよい土が適している。
ギボウシは真夏の直射日光に当てると葉が焼けてしまうので、
基本的には午前中いっぱいは良く日が当たるが、
午後からは日陰になるような場所に植えるとよい。
真夏以外の他の時期は良く日光に当てた方ががっしりとした株に育つ。
もし、直射日光の当たる場所に地植にした場合は、
真夏の時期には、よしずや日除けネットを使って直射日光を防ぐようにする。
ギボウシは寒さには強いが、地面が凍ってしまうような場所ではダメージを受ける。
そのような場所では、地面に腐葉土を厚めに敷くなどの
凍結防止の対策を施すようにする。