フッキソウはグリーン一色のマット状に広がり、
グランドカバーとして活用できるので人気がある。
葉のフチには浅いギザギザがあり、光沢のある緑色が特徴。
変わった形の葉が、面白い地面の模様を作る。
フッキソウは株が大きくなると、淡い緑色の若葉と
濃い緑色の古葉が混じり合い美しいコントラスト作る。
フッキソウが春に咲かせる花は、花びらはなく、
白い花のように見える部分は雄しべが束になって集まったもの。
日陰を好み丈夫なので、日本中の山野に自生するほか、
その特徴を利用して、ビルの谷間などでも育てることができる。
植える時期:フッキソウの植え付けや植え替えの適期は、
3月と10月だが真夏を除いていつでも可能。
植え方:フッキソウをグランドカバーにする場合は、
1uあたり20〜25株を目安に植え付ける。
乾燥に弱いので、植え付け直後はたっぷりと水やりを行い、
株元を腐葉土などで覆って乾燥しないように注意する。
一度植え付けると4〜5年は植え替える必要はない。
植えっぱなしでもよく育つ。
植える場所:フッキソウは樹林の下など直接日の当たらない場所が好きで、
日向では葉が焼けてしまうので注意が必要。
水はけと水持ちの良い土を好み、乾燥する場所や夏暑い地域では、
条件が合わないと衰退してしまうことがある。
フッキソウは耐陰性が強く、建物の北側や
高層建築に囲まれた中庭などでも育てることができる。
北海道でも自生しているので、
耐寒性は強く、特に防寒対策は必要ない。
剪定やお手入れ:フッキソウは草のように見えるが本来は木本なので、
伸びすぎたら2〜3年に一度刈り込む必要がある。