ジンチョウゲ 沈丁花
ジンチョウゲ科 常緑広葉樹 低木
【購入時の目安サイズ】 0.3m
【購入時の目安価格】 苗木@600円、成木@3,000円
【将来的なサイズ】 幅:1.5m、 高さ:1.2m
【花期】 3月
【開花日数】 10日
【原産地】 中国
【適地】 沖縄〜東北
【土壌条件】 水はけに注意
3月に道を歩きながら、このジンチョウゲの香りに出会うと
春の到来を真っ先に感じることができる。
ジンチョウゲの花には花びらがなく、
白や淡い紅色に色づく部分はがくが変化したもの。
粘土質や加湿な場所では白絹病にかかり枯れてしまうので、
土留めや壁の上などの水はけの良い場所に植えるのが原則。
ジンチョウゲには日当たりや明るい日陰が適地で、
樹形は自然にまとまり球形となるので、
剪定の必要はほとんどなく手がかからない上に、丈夫なのが特徴。
桃色花のほか、白色や斑入りもある。
植え付け時期:ジンチョウゲの植え付けや植え替えの適期は4月と9月で、
大きな株になってから植え付けると、
根が太く枝分かれしにくいため、なかなか根付かないので、
苗木を根を傷めないように慎重に植えるようにする。
地植えの場合は一度植えると植え替えの必要はないが、
鉢植えの場合は鉢が根でいっぱいになってきたり、
大きくなって鉢とのバランスが悪くなったら植え替えを行う。
植え付け方:ジンチョウゲは根を傷めるとなかなか根付かないので注意が必要。
植え替えの際は根を傷めないように、
まわりの土を軽く落としてから新しい用土で植えるようにする。
植え付け場所:ジンチョウゲは日当たりの良い場所で育てるように心がける。
地植えにする場合は西日の当たらない場所に植え、
鉢植えの場合も夏は西日を避けた場所に置くようにするとよい。
寒さには強いが、一応暖地性なので冬は寒風の当たる場所を避ける。
地植えの場合で強く風が当たるようなら、風よけを行う。
寒冷地では鉢植えで育て、冬は室内の日当たりの良い場所に取り込むようにする。
剪定やお手入れ:ジンチョウゲは切り戻しを行わなくても樹型は自然にまとまるが、
枝が混み合ってくると風通しが悪くなったり、充分に株元まで
日光が当たらなくなるので、混み合った枝を根元から切りとるようにする。
むやみに枝を切ると切った枝が枯れてしまうことがあるので、
切り落とす枝は必要最小限にとどめるようにする。