ウメ 梅
バラ科サクラ属 落葉広葉樹 高木
【別名】 ムメ
【購入時の目安サイズ】 2.0m
【購入時の目安価格】 苗木@8,000円、成木@20,000円
【将来的なサイズ】 幅:5〜8m、 高さ:5〜8m
【花期】 2〜4月
【開花日数】 7日
【原産地】 中国
【適地】 九州〜北海道
【土壌条件】 特に選ばない
ウメの園芸品種はたいへん多く、
大別すると実をとるための実梅品種と、
花の観賞を主とする花梅品種があります。
その数はおよそ400種にも達し、
これを色の系統から白梅と紅梅に大別することもありますが、
園芸的には次の4つの系統に分類します。
野生梅:いわゆる普通の梅で、小枝がトゲ状になりやすく、
木肌につやがあるものを指します。
この中でもさらに分類ができ、
紅筆性(蕾の先端がとがり、紅色になる)、
難波性(葉に丸みがあり、葉の跡の節の部分が高くなる)、
青軸性(新枝は緑色で花も緑白色)、
野梅性(上記3種以外の野梅系でも花色は白、紅、絞りなど)
の4種類があります。
園芸品種には実ウメの白加賀、緑蕚、映山白、冬至など、
紅花の道知辺、八重咲きの見驚、咲き分けの春日野などです。
豊後性:ウメとアンズの中間品種群で、枝が太く、
葉の大きいのが特徴です。
丸葉のものが多く、葉に毛があります。
秋になるとこずえや葉柄が紫紅色になります。
園芸品種には、一重の大輪で淡紅色の入日海、
八重の大輪で明るい紅色の黒田、
一重大輪のソウメイノ月、八重咲きで紅花の未開紅などです。
杏性:豊後に似ているが、枝は細く、
葉も小さく、葉面に毛がない種類です。
園芸品種には記念梅、獅子頭などがあります。
紅梅性:茎の中心のやわらかい組織である髄が、
紅色の系統のものを指します。
花も当然紅色だが、
まれに白や覆輪があります。
園芸品種には八重咲きの鹿児島、
一重の佐橋紅、一重と八重咲きのある唐梅、
一重で底紅の守ノ関などがあります。
ウメの系統分類は以上の4系統ですが、
そのほかに外形などからの分類として、
枝に斑が入る錦性、枝に筋の入る筋入り性、
葉が変化する葉変わり性、枝が垂れる枝垂れ性、
結実のよい実成り性があります。