エゴノキは5月下旬ごろ、白い小花を大量に
枝からつりさげたように咲かすのが特徴の人気の庭木。
満開時期の姿は非常に美しい。
エゴノキはテッポウ虫に弱く、
被害にあった幹は枯れてしまうので注意が必要。
エゴノキはやや湿り気のある土を好む雑木風の植木で、
半日陰でも育つが、西日の当らない場所に植えるのがおすすめ。
ピンク色の花の園芸品種である
アカバエゴノキ/ベニバナエゴノキ/ピンクチャイムも同じ特徴をもつ。
園芸品種ピンクチャイムやアカバナエゴノキは普通種に比べると、
やや生長が遅く、幹(主幹)が若くて細いときに曲がってしまうことがある。
主幹が曲がってしまうと樹形全体の印象が変わってしまうので、
支柱は忘れずに立てるようにする。
植え付け時期:エゴノキの植え付けや植え替えは、
厳寒期の1月〜2月を除いた落葉期に行う。
乾燥する場所では、あらかじめ腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで
水もちの良い土にしてやることが重要です。
エゴノキの植え付け後は支柱を立てるようにする。
植え付け場所:エゴノキは強い風の当たらない日当たり〜半日陰の場所を好む。
枝葉にはよく日が当たった方がよいが、
株元の地面まで直射日光が当たると乾きすぎてよくない。
エゴノキは耐寒性があり、北海道の南部より南の地域で植栽可能。
剪定やお手入れ:剪定すると樹形が崩れるので、茂りすぎた場合には、
枝や幹の付け根から切るとるようにすると、
きれいにまとめることができます。
枝を切るのは落葉木が適期ですが、
間延びした枝を切り落とす程度であれば開花直後でも可能。
一度根付くと、自然の雨程度の水分で十分育ちますが、
夏の暑い日が続くような場合には水やりをするようにします。
水切れさせてしまうと秋になる前に落葉し、
生長が弱って枝先が枯れてしまいます。