園芸店ではナルコユリで流通しているが、
正式な名称は斑入りアマドコロという。
ナルコユリは適応範囲が広く、ほとんどの庭で生育が可能。
やや乾燥気味の明るい日陰に植えていれば、
特に手間もかからず毎年ふえていく。
冬は地上部は枯れ、春になると茎をのばして、
筒状の白花を下向きに咲かせまるので、
他の背の低い常緑のグランドカバーと混植にするとよい。
ナルコユリの花の先端は緑色がかっていて少しだけ開く。
葉は笹をほうふつとさせる形で、
茎をはさんで左右互い違いに行儀良く2列に並んでつく。
ナルコユリは一度植えると、地下茎で増えて広がるので、
小さめの庭であれば1〜3株も植えれば十分。
植える時期:ナルコユリは鉢で育てていると、増えて窮屈になり根づまりを起こすので、
2〜3年に1回、葉が枯れ始めて休眠に入る晩秋に、
一回り大きな鉢に植え替えるか株分けを兼ねた植え替えをする。
地植えの場合は放任しておいた方が、
毎年株が増えて群植状態になり美しいが、
大きく広がりすぎた場合は株分けをかねて植え替えをする。
植える場所:ナルコユリの植え付けの用土は、水はけのよい土が適している。
ナルコユリは直射日光の当たらない明るい日陰を好みます。
地植えにする場合は木陰になる場所を選ぶと良い。
冬は地上部が枯れて休眠するので、
鉢植えのものは日の当たらない場所でもかまわない。
植え方:鉢植えには赤玉土40%と軽石砂40%を等量混ぜ、そこに腐葉土を20%混ぜる。
地植えの場合は腐葉土や堆肥などの腐植質を混ぜ込むとよい。