5月〜10月までの長い間にわたり、白い小花を咲かせる。
アベリアは長い期間にわたって花を咲かすので、
庭の花のベースとなる木として人気がある。
アベリアは洋風、和風いずれにもマッチする極めて丈夫な花木。
刈り込みで形を作ったり、自然風に仕立てたりもできる。
アベリアは半常緑性の低木で寒冷地では落葉するが、
平地では冬も葉が落ちずに残る。
アベリアの性質は丈夫で大気汚染や乾燥に強く、
強い刈り込みにも耐えることができるので道路沿いに植えられたり
公園の植え込みとしてよく利用される。
アベリアの品種である「エドワードゴッチャー」は花がピンクで樹形も小型。
「コンフェッティ」は葉に白とピンクの斑の入る矮性種。
植え付け時期:アベリアの適期は2〜6月、9〜11月で、
真冬の厳寒期と真夏をのぞけばいつでも可能。
植え付け方:よく広がるので複数株植える場合は、
株と株の間を2m程度とって植るようにする。
植え付け場所:アベリアは日当たりのよい場所を好みます。
半日陰でも育つが、間延びした枝が出やすく樹形が乱れてしまう。
また、よく日に当てた方が花付きもよくなる。
本来、常緑性だが関東より北の地方では冬に落葉することもある。
耐寒性があるので枯れることはなく、春に再び芽を吹く。
剪定やお手入れ:アベリアは芽吹く力が強いので、
全体を刈り込んで姿を整えることができる。
アべリアは切り込むと徒長枝が真上に力強く出るので、
もう一度切り戻す必要がある。
アベリアは丸く刈り込んだり、生け垣に仕立てることも可能で便利。
春の芽出し前に作業を行うが、新芽が伸びてきて
姿が乱れてきたら夏前に再び刈り込みを行うことも十分可能。
こまめに刈り込みを行うことで、枝葉も密に茂りきれいな姿になるが、
新しく伸びた枝に花を咲かせるので、
春から秋の生育期に何回も刈り込みを行うと花が見られなくなるので注意。
花を楽しみたい場合、11月頃に再び刈り込みを行うようにする。
株元からたくさんの枝を出して株が大きく張るようになります。
アベリアを自然な樹形で楽しみたい場合は、刈り込みをせず、
勢いの弱くなった古枝(3年以上の枝)を株元から切り落として
新しい枝を出させるようにします。