【花木一覧】

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ウバメガシの概略
ウバメガシ 姥女樫

ブナ科コナラ亜属 常緑広葉樹 高木




【別名】 イソガシ (磯樫)

【購入時の目安サイズ】 1.5m

【購入時の目安価格】 苗木@1,500円、成木@15,000円

【将来的なサイズ】 幅:5〜8m、 高さ:20〜30m

【花期】 なし

【開花日数】 なし

【果実期】 なし

【原産地】 日本

【適地】 九州〜関東

【土壌条件】 特に選ばない

ウバメガシの特徴



ウバメガシは和風料理の焼き物をするときに
欠かせない、硬質木炭(備長炭)の原料として、
貴重な木になっています。

ウバメガシの春の幼芽には、
茶褐色のタンニンが含まれていて、
昔は老女(姥)たちが歯染めの薬品の
「付子」の代用品として、
お歯黒染めに用いたため、
この名前がついたといわれています。


ウバメガシの葉はカシ類の中でも小さい方で、
関東以西の各地に分布し、
特に四国や九州では山野に自生しています。

ウバメガシは煙や火気、大気汚染に強く、
日陰でも丈夫に育ちます。


また、ウバメガシはカシ類の中では、
刈り込みに最もよく耐える木で、
小さい葉はつやがあり、
萌芽力も強いので小枝がたくさん発生し、
造形ものに適しています。


ウバメガシの主な楽しみ方は、
下記の2種類になります。

@庭の造形ものとして
ウバメガシは刈り込みに強いので、
円錐形や円筒形に仕立てます。

特に芝庭に植えると、よく似合います。

A生け垣
ウバメガシは葉が密生し、
公害にも強いので、交通量の多い
道路側の生け垣に適しています。



作業・お手入れアドバイス



植える時期:
ウバメガシの植え付けや植え替えは、
5〜7月、11〜12月が適期です。


植え方:
ウバメガシの成木には細根が
少ないので、移植するときは、
あらかじめ根回ししてからにします。


植える場所:
ウバメガシは日当たりの良い
水はけの良い肥沃な土壌に植えるようにします。
日当たりが悪いと、美しい紅葉になりません。

土質を選ばない丈夫な木ですが、
バーク堆肥をよくすきこんだ土に
浅めに植え付けします。

鉢植えでも問題ありません。


剪定やお手入れ:
ウバメガシは大枝を一度に切ると、
幹が日焼けし、樹勢を弱くしますから、
整枝は何回かに分けて行います。

造形ものは内側に大枝が多いと、
飛び枝がたくさん出て樹形が乱れますから、
骨格となる枝は小枝を多くします。

飛び枝は、余り伸びないうちに
早めに刈り込むようにします。


注意する病害虫:
ウバメガシは新梢にアブラムシと
カイガラムシがよくつき、
葉や枝を黒くするすす病を併発するので、
その兆候が見えた時には早めに防除します。

アブラムシはスミオチン乳剤やエルサン乳剤、
カイガラムシはスミオチン乳剤や
デナポン乳剤を撒きます。













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