コノテガシワは中国原産で葉が手を開いて
幾重にも重ね合わせたように見えることからこの名前を付けられた。
コノテガシワ樹形はずんぐりとしており、生垣にもできるが、
かなり大きくなるので、小さく保つためには年に数回の刈り込みが必要。
コニファーの中では最も剛健な部類で育てやすい。
葉が黄緑色の「オウゴンコノテ」も丈夫。
コノテガシアワの種類の一つである「エレガンティシマ」は
円錐形に近い形として育てたい場合に最適。
植え付け時期:コノテガシワの植え付けや移植は春(3〜4月)か秋(9〜10月)が適している。
植え付け場所:コノテガシワは日当たりと水はけのよい肥沃地を好むので、
植え穴を大きめに堀り、堆肥などと一緒に鶏糞や油粕を加え
水はけの良い土質にして植え込む。
剪定やお手入れ:コノテガシワは若木の間は刈り込みをしなくても自然と樹形が整うが、
樹齢が進むと枝葉の重みで形が崩れることがあるため、
適当に整枝する必要がある。
コノテガシワは樹形をコンパクトに保つためには年に数回剪定を行う必要がある。
樹形を整えるための剪定は3月、6月、9月が適している。
コニファー全般の傾向として鋏などの金属を嫌うので、
剪定後は葉が茶色く痛んでしまうことがあります。
そのため、強めの剪定は一斉に新緑の出る2月後半に行うのがベストです。
注意する病気と害虫:病害虫はハガレ病とビヤクシンカミキリに注意が必要。