セイヨウニンジンボクは梅雨の終わりから夏の暑い時期に、
咲かせる薄紫の涼しげな花が人気の花木。
花穂が20pと大きく、その年、枝を伸ばした先に
次々と花をつけるので見ごたえがある。
白花種もあり、白のムクゲやサルスベリと組み合わせると、
夏の涼しげなホワイトガーデンを演出できます。
セイヨウニンジンボクの花後にできる果実には香りがあり、
風味はコショウに似ており香辛料として使われたこともあったよう。
利用目的で分けると花木とも言えますしハーブとも言えます。
セイヨウニンジンボクは果実だけではなく、枝葉にも香りをもっている。
セイヨウニンジンボクは木が若いいちからよく花を付けるので、
鉢花としても利用される。
植え付け時期:セイヨウニンジンボクの植え付けや植え替えは、
春に芽が出る前、落葉期の2月-3月が適期。
植え付け場所:セイヨウニンジンボクは日当たりの良い場所が適しているが、
半日陰の場所でも育つ。
ただし、あまり陰になるような場所では育たないので注意が必要。
セイヨウニンジンボクは寒さには強い方で-5℃程度まで耐えるが、
それ以上気温が低下する寒冷地での地植えは難しい。
反対に夏の暑さには非常に強い。
剪定やお手入れ:セイヨウニンジンボクの剪定の適期は落葉期の2月-3月。
自然樹形であまり枝を切る必要はありませんが、
樹形が乱れた場合は長く伸びすぎた枝を切り落として短い枝を残す。
樹形はやや暴れ2以上にもなるので、
冬の間に切り戻すと大きくなりすぎずに低く仕立てることができる。