アジュガは春に青紫の小花をいっせいに咲かせ人気がある。
水はけのよい土と半日陰を好む常緑種。
銅葉や白斑の品種があり、花のない時期もアクセントになる。
アジュガは細長い茎を地面にはうように伸ばし、
節から根を下ろしてどんどんと横に広がって生長する。
むき出しの地面をグリーンで覆うグラウンドカバーとして使うことができる。
アジュガは地下茎で外へ外へと広がるが、
中心部が蒸れて枯れやすいのが欠点。
枯れた部分を大きめに切り取って土を入れ替えたり、
他の種類を植えるなどのフォローが必要。
植える時期:アジュガの植え付けや植え替えの時期は、
1年を通していつでも行うことができる。
地植えの場合は、同じ場所で4〜5年育てていると、
生育が弱ってくるので、新しい場所に植え替えるか、
同じ場所でも新しい土を入れて植え替えるようにする。
鉢植えの場合は根がまわって根づまりしそうになったら、
一回り大きな鉢に植え替える。
植える場所:アジュガは1時間くらいしか日の光の当たらない半日陰のでもよく育つが、
直射日光や西日の当たる場所では土が乾きすぎて適しません。
アジュガは耐寒性はあるので、0℃くらいまでなら
外でもじゅうぶんに育てることができるが、
霜に当たると葉が枯れるので、寒冷地では簡単な霜よけが必要。
剪定やお手入れ:アジュガの剪定は、株の消耗を防ぐために、
花が終わった後に花茎を根元から切り落とすようにします。
花の終わったあとに株元から細長い茎(ランナー)が這うようにして伸びて、
節から根を下ろして新しい株ができる。
アジュガはこれの繰り返していくらでも広がるので、
伸びる余地がなくなったり、じゃまになる場合は、
ランナーを広がらないように内側に曲げるなどして、
伸びていく方向を人為的に変えてやるようにする。