オリス
アヤメ科 多年草
【学名】 Iris Germanica Var.
Florentina
【別名】 イリス、ニオイイリス、アイリス
【将来的なサイズ】 高さ:80c 幅:30cm
【花期】 5月
【原産地】 中央アジア
【耐寒性】 あり
【利用部分】 根茎
【利用方法】 クラフト、演芸
【効能】 保香料としての効果
【注意点】 生葉と根茎に毒があり、取り扱いに注意する
オリスは古代ギリシャ、ローマ時代から香料植物として用いられています。
花の都フィレンツェのフィレンツェ(花盛りの意)は、
このオリスの白い花を表しており、
白花のオリスはフィレンツェの紋章でもあります。
オリスはハナショウブに似た白や淡い紫の花を咲かせ、
根茎にはスミレの香りがあり、採取されるオイルは香水の原料になります。
この属の仲間はさまざまな花色があるので、学名のイリス
(iris=ギリシャ語で虹の意)がつけられたと言われています。
オリスはイリスに由来し、芳香のある根茎の粉末を表す言葉となります。
オリスの特徴であるスミレににた香りは、根茎を収穫して
乾燥させて保存した後に年数を経てその香りがよくなります。
【オリスの効能】
オリスはかつては薬用にもされましたが、
今日では保香料としての利用が中心です。
【オリスの利用法】
オリスは根茎を細かくして乾燥させたものを、
ポプリの保留剤として利用できます。
オリスは連作障害のある品種もありますが、
最低でも3〜4年くらいごとに植え替えるようにしてください。
【植える時期】 オリスの植え付けは9月が適期になります。
株分けの場合は4〜5月と9月が適期になります。
【植える場所】
オリスは日当たりがよく乾いた場所に植えるようにしてください。
【植え方】
アルカリの土壌を好みますので、事前に苦土石灰などを混ぜ混んで 中和させておくとよいでしょう。
【収穫時期】 オリスの収穫は9〜10月が適期になります。
【収穫方法】
3年くらい育てた根を採って洗い、乾燥をさせて保存するようにします。
2〜3年経つと香りが強くなってきます。
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