ポットマリーゴールド
キク科 一年草
【学名】 Calendula
Officinalis
【別名】 カレンデュラ、キンセンカ
【将来的なサイズ】 高さ:50cm 幅:40cm
【花期】 3〜5月
【原産地】 ヨーロッパ南部〜地中海沿岸
【耐寒性】 半耐寒
【利用部分】 花
【利用方法】 ハーブティー、料理、園芸、クラフト、切り花
【効能】 収斂作用、殺菌作用、消炎作用
【注意点】 妊娠中の服用は避けること
マリーゴールドには大きく2種類あり、ハーブとして利用される
「ポットマリーゴールド」と、香りに癖があり成分も異なるため、 観賞用として用いられる「マリーゴールド」です。
ポットマリーゴールドは古代ギリシャ・ローマ時代から 利用されてきたと言われる歴史のあるハーブです。 聖母マリアに捧げられた花ともいわれています。
美容にもよい効果があるので、女性にとってはうれしいハーブのひとつです。
ポットマリーゴールドの葉は互生し、長梢円形もしくはへら形で厚みがあり、 細かい毛があるのが特徴です。
茎は分枝し、先端に直径7cmほどの黄色またはオレンジ色の頭状花をつけます。
【ポットマリーゴールドの効能】
ポットマリーゴールドには収斂作用や殺菌効果、消炎作用、抗炎症作用、
生肌作用などがあります。
特に皮膚に対する働きはカモミールと同等、あるいはそれ以上とも言われます。
これらの効果の他、発汗作用があり、風邪の症状の緩和にも
効果が認められています。
【ポットマリーゴールドの利用法】
ポットマリーゴールドはハーブティーや料理の色づけ、ポプリ、
染料に利用できます。
ハーブティーには摘んだ花びらを乾燥して使います。
また、生の花びらはサラダの彩りに使われます。
ポットマリーゴールドは手ごろで簡単に育つため、 高価なサフランの代用として、チーズやスープ、 米料理などの黄色の色づけにも利用されます。
その他にも、吹き出物を抑え、腫れをひかせ、痛みをとる効果に
優れているため、飲用や湿布、塗付して利用します。
ローションにすれば素肌をしっとりと保ち、
髪には美しいつやを与えるリンス剤になります。
ポットマリーゴールドは摘心して、花数を増やすようにしてください。
花柄をこまめに摘むことにより、開花期間が長くなります。
ポットマリーゴールドを花壇に植えると、根に害虫を撃退する働きがあるので、 他の植物にもやさしいハーブです。
【植える時期】
ポットマリーゴールドの植え付けは1〜3月が適期になります。
種まきは9〜10月に行います。
【植える場所】
ポットマリーゴールドは日当たりと排水のよい場所に植えるようにしてください。
酸性は嫌いますので注意を。
【植え方】
ポットマリーゴールドは暖地では、春に種をまくと弱々しい株になるので、 秋まきにするようにしてください。
寒冷地では2〜3月に、室内用温室に種をまくようにします。
市販の苗を購入した場合には、根鉢を崩さないようにして植えます。
【収穫時期】
ポットマリーゴールドの収穫は開花期の3〜5月にかけて行います。
【収穫方法】 花の収穫は、開花時期に花びらを摘み取り、 陰干しし、乾燥したら密閉容器などで保存します。
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