ラズベリー
バラ科 常緑低木
【学名】 Rubus
Idaeus
【別名】 ヨーロッパキイチゴ、エゾイチゴ
【将来的なサイズ】 高さ:2m 幅:2m
【花期】 4〜5月、9〜11月
【原産地】 アジア北部、日本、ヨーロッパ
【耐寒性】 あり
【利用部分】 果実、葉
【利用方法】 ハーブティー、料理、ヘルスケア
【効能】 生理痛の緩和、子宮筋肉や骨盤の強化
腎臓の強化、口内炎や歯肉炎の予防
【注意点】 妊娠中の使用は医師に相談を
ラズベリーのきれいな赤い実は、酸味を含んださわやかな甘みで、 ヨーロッパでは古くから親しまれてきました。
中世には栽培も始められ、多くの変種が登場しています。
和名はヨーロッパキイチゴで、日本で自生するキイチゴとは別種です。
ラズベリーは愛らしい白い花の開花後に、
ルビー色の甘酸っぱい果実をつけて、小さな灌木になります。
ラズベリーの果実は2つに割ってみると、中は空洞になっています。
【ラズベリーの効能】
ラズベリーには下痢を抑える効果があり、のどの痛みや口内炎、
歯肉炎の症状も和らげます。
また、ラズベリーリーフのハーブティーには、生理痛を和らげたり、
骨盤や子宮筋肉を強め、腎臓を強化してくれる効果があります。
【ラズベリーの利用法】
ラズベリーの果実はは果物として生食したり、
果実酒やジャムなどに利用されます。
ラズベリーの実をジャムにする場合は、
熟した実から順次摘み取って冷凍保存し、
ある程度の量になったところでジャムに加工するのがおすすめです。
ラズベリーの葉は十分に乾燥させた後、
ハーブティーとして利用でき、生理痛を和らげたり、
骨盤や子宮筋肉を強め、腎臓を強化してくれるとされる。
また歯肉炎、口内炎をわずらった際には、 うがい液としても利用することができます。
同属のブラックベリーも同じように利用できる。
ラズベリーは2年目の枝に実がつくので、草丈を低く抑えるように剪定しながら、
枝数を増やしてやるようにすると、たくさんの実をつけさせることができます。
ラズベリー冬にを剪定する場合には、枯れ枝を取り除き、
細い枝を取り除くようにします。
結果母枝の先端は、1〜1.2mぐらいの高さで、葉芽の上1cmほどで切り詰め、
側枝も20〜30cmのところで剪定し、余分な側枝はカットするようにします。
【植える時期】
ラズベリーの植え付けは3〜4月、10〜11月が適期です。
【植える場所】
ラズベリーは日当たりと排水ともに良好な場所に植えるようにしてください。
ラズベリーは地下茎で繁殖力が旺盛なので、
露地植えにする場合は注意が必要です。
数年で広範囲に広がってしまうので、 場所を考えて植えつけるようにしてください。
【植え方】 ラズベリーは大きくなってから移植すると、 根傷みの心配があるので、地上部は短く切って下さい。
これは新葉の展開が多すぎると、
傷んだ根からの吸水が追いつかないためです。
【収穫時期】
ラズベリーの葉や果実の収穫は、6〜10月にかけて行うことができます。
【収穫方法】
ラズベリーは苗を植えつけてから、1〜2年で開花結実しますので、 それまで果実の収穫は待つようにします。
ラズベリーは指先で軽くつまむと、ぽろっと果肉だけがとれます。
強い雨に当たると実が落ちてしまうこともあるので、
雨に当たらない工夫も重要になります。
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