フォックスグローブ
ゴマノハグサ科 二年or多年草
【学名】 Digitalis
Purpurea
【別名】 ジギタリス、キツネノテブクロ
【将来的なサイズ】 高さ:1.5m 幅:60cm
【花期】 5月
【原産地】 地中海沿岸
【耐寒性】 あり
【利用部分】 花
【利用方法】 園芸
【効能】 強心作用
【注意点】 有毒なため鑑賞用以外には利用しない
暮らしに役立つハーブの中にも有害なものがあり、
フォックスグローブはその1つです。
全草に強心作用のある物質が含まれるので、 かつては心臓病薬の原料として利用されましたが、 専門家以外の利用は厳禁です。
また、現在では専ら観賞用ハーブとして扱われます。
フォックスグローブの根出葉は幅広の卵状披針形で、 長い菓柄と裏側に細かい毛があります。
茎は根元から直立して生長し、上部に鐘形で紅紫色の花が片側に集って 穂状に多数つき、美しく咲きます。
黄色花や多年草の園芸品種もあります。
フォックスグローブの開花は、種まき後の2年目からとなります。
白やピンク、紫色などの花が丈高く咲く様子は、
洋風の庭の彩りにひときわ活躍します。
イギリスでは花の内側の斑点は、妖精が指でつけた有毒の目印とされ、
「フェアリーフィンガー」など、妖精にちなんださまざまな呼び方をしています。
【フォックスグローブの効能】
フォックスグローブは心臓病薬の原料として 利用されることがありましたが、
有毒ですので、個人での鑑賞以外の利用は避けます。
【フォックスグローブの利用法】
穂状に咲く洋風の花が美しく、切り花や花壇の彩りに利用することができます。
フォックスグローブが花を咲かせるのは、種をまいてから2年目になります。
根元に敷きわらをして越冬させると、翌春の生長がよくなります。
花が咲き終わったら花穂を切り落とすと、ワキから再び花茎が伸びてきて、 再度、花を咲かせることがあります。
【植える時期】 フォックスグローブの植え付けは4〜5月が適期です。
また、種まきは4〜5月か9〜10月が適期です。
【植える場所】
フォックスグローブは日当たりと排水のよい場所に植えるようにしてください。
多少日当たりの悪い場所でも十分に育ちます。
【植え方】
フォックスグローブは5〜6月に種子をまき、本葉3〜4枚でポリポットに仮植えして、
9〜10月に株間30cm程で、堆肥を元肥にして定植するようにします。
【収穫時期】 観賞用以外には利用しません。
【収穫方法】
観賞用以外には利用しません。
(有毒なので注意を)
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