クレソン
アブラナ科 多年草
【学名】 Nasturium
Officinale
【別名】 ウォータークレス、オランダガラシ
【将来的なサイズ】 高さ:30cm 幅:50cm
【花期】 4〜8月
【原産地】 南西アジア〜ヨーロッパ全域
【利用部分】 葉、茎
【利用方法】 料理、ヘルスケア
【効能】 利尿、去痰、消化促進、食欲増進、増血作用、血液の酸化防止
【注意点】 野生の採取には注意が必要
クレソンの学名のNasturtiumは、
「nasi=鼻」と「tortium=歪む」というラテン語に由来し、 鼻が歪むほど刺激的なハーブという意味です。
クレソンは肉料理の付け合わせなどとして、 古くからヨーロッパで利用されてきましたが、 明治初期に日本に渡来し、洋食の普及と相まって、 日本全国に広がったといわれています。
クレソンは水生植物で、清流によく育ちますが、 繁殖力が旺盛なので、現在では帰化植物となり、 日本全国の各地の川辺で見られます。
しかし、野生の物の採取は、川の汚染や病原体がついている危険があるため、 十分、注意するようにしてください。
クレソンは春になると白い十字形の小花を 枝の先端に密集して咲かせます。
根は、茎の下部からひげのよう伸び、葉は奇数羽状複葉となります。
茎や葉にはビタミンやミネラルが豊富で、 サラダやスープなどにして食用とします。 食するとピリッとした辛みのあるのが特徴です。
【クレソンの効能】
クレソンに含まれるシングリンは、消化促進や食欲増進、
血液の酸化防止、増血作用があります。
その他、利尿、去痰作用などが認められています。
【クレソンの利用法】
クレソンには独特のピリッとした辛みがあり、
肉科理のつけ合わせやサラダなどの料理に利用します。
クレソンは種から栽培することも可能ですが、野外での栽培の場合には、
生長する前に虫に食べられてしまうことが多いので、 あまり、おすすめすることはできません。
室内でスポンジや砂、ハイドロポールなどを利用し、 こまめに水を取り替えながら栽培するのがよいでしょう。
スーパーなどで売られているものを水にさしておくと発根が容易ですし、
なかには根のついたものもありますので、それを栽培するという方法もあります。
その後、野外の適した場所に移植するとよいでしょう。
クレソンは丈夫で繁殖力が強い植物なので、 特別な手入れや追肥などは不要です。
植える時期: クレソンの植え付けは4〜6月が適期になります。
挿し木は4〜9月の間に行うようにします。
株分けは3月と9月が適期です。
植える場所: クレソンは水辺を好み、暑さには弱いので、 乾燥しない涼しい場所で栽培します。
植え方: クレソンを種から栽培する場合には、 室内で発芽させてから、屋外に移植します。
収穫時期:
クレソンは4〜11月にかけて収穫することができます。
収穫方法: クレソンは水面から1〜2cmくらいの位置で、 茎をカットするようにして収穫します。
春に収穫する場合には、花が咲く前に収穫します。 こうすることで、花に栄養をとられることを防ぎ、
栄養もうまみもアップすることができます。
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