ハマナス 浜茄子
バラ科バラ属 落葉低木
【学名】 Rosa
Rugosa
【別名】 ロサ・ルゴサ、ハマナシ
【将来的なサイズ】 高さ:1.5m 幅:70cm
【花期】 6〜8月
【原産地】 日本
【耐寒性】 強い
【利用部分】 花、葉実、つぼみ
【利用方法】 園芸、ハーブティー、ジャム、クラフト
【効能】 疲労回復、暑気あたり、下痢、生理不順
【注意点】 特になし
東アジアに分布する落葉性低木でバラの仲間で、 日本では日本海側の海岸の原野などによく自生しています。
ハマナスは茎に細かいトゲがあり、紅紫色の花を咲かせ、
花後に紅黄色の実をつけます。
ハマナスの枝にはトゲがびっしりと付き、 やや斜め横方向に伸びて生長し、灌木状に茂ります。
果実は秋になると赤く熟し、非常に美しく、 生食が可能でジャムや果実酒にも利用されます。
ハ重咲きや白花の品種(Rosa
Rugosa Alba、 ロサ・ルゴサ・アルバ)もあります。
【ハマナスの効能】
ハマナスには疲労回復や暑気あたりの解消、下痢止め、 生理不順の緩和などの効果があることが認められています。
【ハマナスの利用法】
ハマナスの果実はビタミンCを多く含み、 ジャムやハーブティーに多く利用されます。
また、芳香のある花弁はポプリに利用できます。
ハマナスは耐寒性が非常に強いのですが、夏の高温多湿は少し苦手なので、
風通しのよい、涼しい場所で育てるようにします。
水やりは、鉢植えの場合、土の表面が乾いたら与え、 地植えのものは特に水を与える必要はありません。
ハマナスの剪定は休眠期の1〜2月に行います。
剪定は込み合った部分や枯れた枝、細い枝を切り落とす程度で、 あまり短く切り詰めすぎないようにしてください。
数年経った枝は表面が木質化して成長が衰えるので、 根元から切り落として、若い枝に栄養がまわしてください。
【植える時期】 ハマナスの植え付けや植え替えは2〜3月、 または、10〜11月が適期になります。
挿し木の場合は3月が適期になります。
【植える場所】 ハマナスは日あたりと水はけのよい場所に植えます。
【植え方】 ハマナスを植える際には、株間を30cmほどとり、 堆肥と腐葉土を多めにして植え込んでください。
【収穫時期】 ハマナスの花の収穫は6〜8月ころが適期になります。 果実の収穫は9〜10月が適期です。
【収穫方法】 花の収穫は、花が咲いたら花の根元から、 トゲに気をつけながら手で摘み取るようにします。
果実を鑑賞、収穫するのであれば、
花後の枝を切り落とさないようにしてください。
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