マジョラム
シソ科 多年草
【学名】 Origanum
Majorana
【別名】 スイートマジョラム、マヨナラ
【将来的なサイズ】 高さ:50cm 幅:30cm
【花期】 5〜8月
【原産地】 ヨーロッパ
【利用部分】 葉、茎
【利用方法】 料理、ハーブティー、ヘルスケア、クラフト
【効能】 鎮静作用、強壮作用、通経効果、消化促進
【注意点】 妊娠中の服用は避ける
マジョラムの花は、茎の先に白い花を多くつけます。
マジョラムの細い茎はよく分枝して、葉や茎にマイルドな香りがあり、 消化を促進させる効果があります。
ポット・マジョラム (フレンチ・マジョラム)は耐寒性があり、
直立して、ピンクや白の花色があります。
ポット・マジョラム・クリンクルリーフは株が小ぶりで、
葉は縮れた黄色の斑入りです。
マジョラムはオレガノと同属ですが、香りはオレガノよりもマイルドです。
愛と美の女神、ビーナスが作った「幸せのハーブ」と呼ばれることもあります。
【マジョラムの効能】
マジョラムは鎮静効果や強壮作用、不眠の解消、
ストレスの緩和などの効果がありますので、
疲れがが溜まっている人におすすめのハーブです。
その他に、血液循環の促進、筋肉痛や関節痛の緩和、
冷え性や肩こり症状の改善、抗神経障害、通経効果などが認められています。
【マジョラムの利用法】
マジョラムはトマトやチーズと相性がよく、肉や魚料理に使えば、
臭みを消して風味増します。
フランス料理やイタリア料理によく使われ、
ドイツではソーセージの香味づけに使われます。
生葉はサラダとしても利用されます。
フレッシュ、ドライのどちらでも使うことができ、
料理では仕上げに使うと効果的です。
マジョラムの花は鎮静効果があるので、ドライフラワーにし、
入浴剤やハーブピローとして利用することもできます。
マジョラムは高温多湿による蒸れに弱いため、
梅雨前に収穫を兼ねて間引きし、風通しをよくするようにします。
苗の時期に枝先を摘むと、脇から芽が出てボリュームのある株に
することができますので、伸びてきたら枝先を摘んで、枝数を増やします。
耐寒性がそこそこあり、冬期に直接、雪をかぶったり凍らなければ、
越冬可能ですが、寒冷地では防寒のために根元を保温するか、 室内に入れるようにします。
植える時期:
マジョラムの植え付けは、3〜5月および9〜10月が適期です。
挿し木は5〜6月、株分けは4月と9月に行います。
植える場所:
マジョラムは一日中、日当たりがよく、風通しと排水性のよい場所に植えます。
植え方:
マジョラムは、地植えした場合には、
一度植え付けると植え替えの必要はありません。
植え付けは、株が広がることを考慮に入れて、 20cm以上間隔をとって植え付けるようにします。
収穫時期: マジョラムの収穫は5〜10月にかけて行います。
収穫方法: マジョラムの収穫は草丈が20cm以上になり、 株が張った時期が適期になります。
普段の収穫は必要な分だけを摘み取りますが、 全部収穫する場合には、開花直前に株元より
4〜5cm残して刈り取るようにします。
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