アルカネット
ムラサキ科 二年〜多年草
【学名】 Anchusa
Offinalis
【別名】 アルカンナ、アンチューサ、ビューグロス
【将来的なサイズ】 高さ:1m 幅:40cm
【花期】 6〜10月
【原産地】 ヨーロッパ北部
【耐寒性】 あり
【利用部分】 花、葉
【利用方法】 園芸、クラフト
【効能】 収斂作用、消炎作用、整腸作用
【注意点】 根には毒があるので注意
アルカネットはヨーロッパ北部原産のハーブで、全体に細かい毛があり触るとチクチクし、 全草にムスクに似た甘い香りがします。
アルカネットの茎は多汁質で株元より枝分かれし、
くねくねと曲がりながら伸びて生長し、夏〜秋に漏斗形の青紫色の花を咲かせます。
アルカネットには白花や黄花の品種もあります。
根は太く赤色の染料がとれるのですが、水溶性ではなく色持ちもよくないので、 現在ではあまり実用的ではありません。
また、アルカネットの根には、哺乳動物に有毒なアルカロイドが含まれます。
【アルカネットの効能】
アルカネットには炎症や酸化を防ぐ働きや、下痢や胃潰瘍、創傷、
肌疾患への効果が認められています。
【アルカネットの利用法】
アルカネットはガーデンの彩りや、甘い香りの花をポプリの素材に利用できます。
アルカネットは暑さと蒸れに弱いので、高温多湿の時期に腐りやすくなってしまいます。
アルカネットは乾燥気味のやせ地の方がよく育ちます。
そのため、強い日差しと雨を避けて乾燥気味に管理し、
夏は風通しをよくするために枝を間引きます。
アルカネットは強い耐寒性はあるので、
特に越冬のための対策を行う必要はありません。
アルカネットは春か秋に種まき、株分で増やします。 こぼれダネでもよく発芽します。
【植える時期】 アルカネットの植え付けは3〜5月が適期です。
また、株分けは4〜6月、10月が適期になります。 種まきは3〜5月、9〜10月が適期です。
【植える場所】 アルカネットは日当たりのよい乾燥した場所と、 水はけが良くやせ気味のに植えるようにします。
【植え方】
アルカネットはやせ地を好む性質なので、肥料もほとんど必要ありません。
逆に肥料を多く与えすぎると、肥料焼けを起こしてしまいます。
また、アルカネットは砂地に適し、酸性を好む嫌石灰植物でもあります。
【収穫時期】 アルカネットは5〜9月に収穫できます。
【収穫方法】 アルカネットは開花直前に香りが最も強くなるので、
この時期に収穫したものを日陰で乾燥して、ポプリなどに利用するようにします。
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