ヘリオトロープ
ムラサキ科キダチルリソウ属 常緑小低木
【学名】 Heliotrpium
Peruvianum
【別名】 キダチルリソウ、ニオイムラサキ、コウスイソウ、チェリーパイ
【将来的なサイズ】 高さ:70cm 幅:50cm
【花期】 4〜9月
【原産地】 南アメリカ
【耐寒性】 弱い
【利用部分】 花
【利用方法】 園芸、フラワーアレンジメント
【効能】 特になし
【注意点】 特になし
ヘリオトロープは南アメリカ原産のハーブで、
世界中の温帯〜熱帯に約250種が分布しており、
草花のものや低木のものなど様々な種類があります。
日本で一般的に出回っている品種は、 ニオイムラサキと呼ばれる品種を改良したものです。
ヘリオトロープは全草に細かい毛があり、 茎はよく分枝し、葉は卵状披針形で互生します。
紫色の小さな5弁の花を散房花序に密につけ、 上手に管理してあげると春〜秋にかけ長く咲かせます。 白色の花を咲かせる品種もあります。
ヘリオトロープの花にはバラに似た芳香があり、
香水などにも使われるため、コウスイソウ(香水草)とも呼ばれます。
【ヘリオトロープの効能】
特にありません。
【ヘリオトロープの利用法】
ヘリオトロープは花の色と香りを楽しむため、
切り花や小さなブーケなどに利用されます。
その甘い香りはポプリやハーブ石けん、香水にも使われます。
ヘリオトロープは暑さに弱く、寒さに弱いので、夏には風通しのよい
半日陰の場所に置き、冬には鉢に移植し、室内で越冬させます。
夏と冬に育てる場所を変える必要があるので、
地植えよりも鉢植えで育てた方がおすすめです。
ヘリオトロープの花は長期間にわたり咲きます。 花が咲き終わったら小まめに花柄を摘むようにすると、 次の花が育ちより長く花を楽しむことができます。
花が咲き終わった後の伸びた茎を半分ぐらいに切り戻すと、 脇からまた芽が出て花を咲かせることができます。
2〜3年に一度、株の更新をするようにします。
【植える時期】 ヘリオトロープの植え付けは3〜4月が適期になります。 植替えの場合は花の終わる9〜10月が適期です。
また、挿し木の場合は9月が適期になります。
【植える場所】
ヘリオトロープは日当たりがよく、やや湿った肥沃な土に
植えるようにしてください。
日当たりが悪い場所で育てると株全体が間延びし、 花の色が薄くなったり、花つきも悪くなってしまいます。
【植え方】 ヘリオトロープは夏の暑さと冬の寒さに弱いので、 地植えにするよりも鉢植えにする方がおすすめです。
【収穫時期】 ヘリオトロープの花は4〜9月にかけて収穫できます。
【収穫方法】 ヘリオトロープはドライにすると香りが弱くなってしまいます。 また、逆さにして乾燥させると花の紫色を失ってしまいます。
ドライフラワーやポプリに使用する場合には、 花がちらほらと咲き始めた頃に花茎の下から切り取り、 風通しの良い日陰に束ねて吊し、乾燥させてください。
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