タデアイ
タデ科 一年草
【学名】 Polygonum
Tinctorium
【別名】 アイ
【将来的なサイズ】 高さ:70cm 幅:50cm
【花期】 9〜10月
【原産地】 東南アジア
【耐寒性】 なし
【利用部分】 葉
【利用方法】 クラフト、切り花、染色
【効能】 防虫効果
【注意点】 特になし
タデアイは美しい藍色に染まる植物染料として、
昔から利用されてきた染色用のハーブです。
藍染めには、かめの中で発酵させる染液を使う方法と、 生葉で作る染液を使う2つの方法がありますが、 生葉の染液を利用するほうが手軽にできます。
合成染料が日本に入ってくる1900年頃までは、 日本の多くの地域で栽培されていましたが、 現在ではごく限られた地域でした栽培されません。
染液は濃い緑色ですが、染液に浸した布が 空気に触れることで藍色に発色します。
藍色に染まる色素はインディゴと呼ばれ、 この色素を持つ植物はすべて"アイ"と呼ばれます。 アイにはタデアイ以外にもいくつかの種類があります。
アイで染めることを藍染め、インディゴ染めといいます。
【タデアイの効能】
タデアイには虫を寄せ付けない効果があるので、 共植えをすると害虫の予防になります。
【タデアイの利用法】
タデアイは染色(藍染め、インディゴ染め)に使います。
タデアイは半日陰で育てた方が葉の色が濃くなります。
種はコンテナか庭に直まきにします。
【植える時期】 タデアイの種まきは4〜5月が適期です。
秋に採取した種を春にまきます。
【植える場所】
タデアイは日当たりがよく、湿り気のある場所に植えるようにします。
【植え方】 タデアイは1週間程で本葉が出ますので、 本葉が数枚つき、草丈が10cm程に生長したら、 株間15cmほどで庭かプランターに移植します。
【収穫時期】 タデアイの収穫は、7〜8月、11月に行います。
【収穫方法】
タデアイは葉が混んできたら適宜間引き、間引きした苗は直ちに
叩き染めにするか、乾燥させて後に染色に使用します。
11月には全部刈取り、葉を染色に利用します。
また、穂状の花は乾燥させて軽く手で揉もと、 簡単に種子を採取することができます。
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