ポピー
ケシ科ケシ属 一年草
【学名】 Papaver
Rhoesa
【別名】 ヒナゲシ、コーンポピー、フィールドポピー、コクリコ、アマポーラ
【将来的なサイズ】 高さ:1m 幅:30cm
【花期】 5〜7月
【原産地】 シベリア、アジア北部
【耐寒性】 なし
【利用部分】 花、種子
【利用方法】 園芸
【効能】 特になし
【注意点】 特になし
ポピーはシベリアやアジア北部原産のケシ科の植物で、 世界中で約150の品種がある人気の草花です。
一般的には一年草ですが、多年草の品種もあります。 中にはモルヒネやアヘンが採れる品種もあります。
ポピーの茎は上部で分枝し、先端に大きな4弁の花をつけます。
ポピーの花色は橙赤、橙、黄が主体ですが、桃、白色などの品種もあります。
花茎やつぼみにたくさんの毛が生えています。
葉は披針形または長楕円形で、羽状に切れ込みます。
パンや菓子類に使われる食用の種子は、 オピウム・ポピー(PaPaver
Somniferum)の種子ですが、 一般には栽培禁止で、発芽しないように処理されています。
他にオリエンタル・ポピーや多年性の品種など、 150種におよぶ品種が確認されています。
【ポピーの効能】
特にありません。
【ポピーの利用法】
ポピーは切り花や花壇など観賞用に利用されます。
ポピーは9〜10月に種蒔き用の細かい土に、充分水をしみ込ませた
種子を粗めにまき、本葉3〜4枚まで生長したら定植します。
ポピーの種子はとても細かいので、 上から散水すると種子が流れてしまいますので、 下から給水するか、霧吹きで軽く湿らせるようにします。
直まきにする場合には雨で種子が流されないように、 ビニールや不織布で覆ってやるようにします。
ポピーは移植にやや弱いので、苗が大きくなってから 植替えを行うと根付きにくくなってしまいます。
タネを採集する目的がないのであれば、 花の散った後の花茎を根元から切り取るようにすると ワキから芽が出て再度、花を付けることがあります。
【植える時期】 ポピーの植え付けは4〜5月が適期になります。
種まきは3〜4月か9〜10月が適期です。
【植える場所】 ポピーは日当りと水はけの良い場所に植えてください。 土は特に選びません。
【植え方】 ポピーの定植の際は、株間20〜30cm程で植えます。
【収穫時期】 ポピーの種子は8〜9月に収穫できます。
【収穫方法】 ポピーの種子を採る場合は、タネが熟してきた頃に、 花茎を切り取って採集するようにしてください。 放っておくと実がはじけて、採取できなくなります。
また、採取した種子は、そのままだとかびが生えたり 発芽してしまうことがあるので、日陰で乾燥させてから、
紙袋など空気の通る袋に入れ、涼しい場所で保管します。
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