ノカンゾウ 野萱草
ユリ科キスゲ属 多年草
【学名】 Hemerocallis
Onngituba
【別名】 ベニカンゾウ、デイリリー
【将来的なサイズ】 高さ:90cm 幅:30cm
【花期】 7〜8月
【原産地】 中国
【耐寒性】 強い
【利用部分】 根、つぼみ
【利用方法】 園芸、薬用
【効能】 解熱効果、不眠症の症状の改善、利尿作用
【注意点】 特になし
ノカンゾウは中国原産のユリ科の多年草ですが、
日本各地の野山に自生しています。
ノカンゾウの根はひも状で楕円状のふくらみがあり、 葉は細長く弓状に曲がって垂れ下がります。
花は6〜7月頃に葉の間から花茎を伸ばして、 茎頂に数個の黄赤色の一重の美花をつけます。
花は1日だけ咲いて夜にはしぼんでしまいまう。
花が八重咲きのヤブカンゾウも同じ仲間で、 併せてワスレグサと呼ばれることもあります。
【ノカンゾウの効能】
ノカンゾウは全草が薬用になり、つぼみは解熱効果、
葉は不眠の緩和や鎮静作用、根は利尿作用があります。
【ノカンゾウの利用法】
ノカンゾウは上記のように薬効があり、薬用ハーブとしても用いられますが、 現在は、一般的には、観賞用に栽培されています。
薬用ハーブとしてのノカンゾウは10gほどを乾燥させ、 500ccの水で半分ぐらいになるまで煎じたものを服用します。
中国では食用にも利用されるようです。
ノカンゾウは比較的生命力が強く、あまり手をかけなくても毎年、
花を咲かせます。
ノカンゾウは冬に地上部分は枯れて根茎で冬越しします。
【植える時期】 ノカンゾウの植え付けや植替えは3〜4月が適期になります。
【植える場所】 ノカンゾウは日当たりと通気性ののよい場所に植えます。
【植え方】 ノカンゾウの花は一日で散ってしまいますので、 観賞用の場合は、一株ではあっという間に終わるので、 たくさんの株を植えるようにするのがおすすめです。
【収穫時期】 ノカンゾウの蕾の収穫は6〜8月ころが適期になります。
根茎と葉の収穫は9〜10月が適期になります。
【収穫方法】 収穫したノカンゾウの花蕾は熱湯で数分ゆがいて、 日干しにして乾燥したものが生薬の金針菜です。
根茎と葉は全草を掘り上げ、根茎と葉と分けて日干しにして
乾燥させ、保存します。
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