ユズ 柚子
ミカン科 木本
【学名】 Citrus
Junos
【別名】 トウシヒ、ユ、オニタチバナ
【将来的なサイズ】 高さ:2m〜 幅:80cm〜
【花期】 5〜8月
【原産地】 中国
【耐寒性】 強い
【利用部分】 果実
【利用方法】 料理、ヘルスケア
【効能】 血行促進、発汗作用、健胃効果、抗菌作用
【注意点】 とくになし
ユズは中国の長江上流が原産地と言われており、
朝鮮半島を経て日本に伝わったとされ、現在では日本各地で生育している。
日本に伝わった時代は定かではないが、歴史書に飛鳥時代・奈良時代には
すでに栽培していたという記載があり、古くから日本で栽培されていたようです。
別名のトウシヒ(柑子皮)は生薬名になります。
ユズは初夏から夏にかけて、5弁の白い花が咲く時期に辺りに芳香が漂います。
ユズの葉は卵状の披針形をしており、葉も指でちぎるとさわやかな香りがします。
枝には鋭いトゲがあります。
秋に黄色く熟す果実を料理や入浴剤などに利用し、
冬至にはユズ湯の習慣があります。
【ユズの効能】
ユズには血行促進や発汗作用、健胃効果、抗菌作用などの効果があります。
また、ユズ湯は腹痛や神経痛、リュウマチに効果があると言われています。
ユズに含まれるクエン酸は、疲労回復の効果が近年認められています。
【ユズの利用法】
ユズの若い緑色の果実には鮮烈な芳香があり、
果実酒や柚子胡楸などに利用されます。
果汁を焼き魚や焼き物に垂らしたり、
果皮を各種料理やお菓子の香りづけに使います。
その他、お吸い物に入れたり、そばに入れたり、ユズ酒にしたり、
自家製ポン酢を作ったりとさまざまな用途があります。
濃縮果汁はジュースになります。
また、ユズの実をそのままお風呂に入れ、ユズ湯としても利用されます。
ユズは緑色や黄色になった果実を8〜12月にかけて収穫し、
3月に剪定をして育てます。
ユズは一年中、実をつけさせると樹勢が衰えてしまいますので、 混んでついている実や弱小実は摘果します。
ユズは寒さに強く、品種による差がありますが、 マイナス5度程度まで耐えることができます。
植える時期: ユズの植え付けは4〜5月が適期です。
植える場所:
ユズの植え付けは日当たり、排水、通気性のよい場所にするようにします。
植え方:
ユズの苗の植え付けは、掘り上げた土に3割の腐葉土を混ぜておき、
ポットから出した苗木を根鉢を崩さずにそのまま植えます。
裸根の場合には半日、吸水させてから植えます。
発酵済みの堆肥を混ぜた場合には、ユズの根が直接当らないように、
10cm以上は離して植えるようにしてください。
植え付けの際は根を切らないように気をつけ、 切ってしまったた場合には、葉を少なくして、 蒸散を防ぐために枝を少し間引いてください。
収穫時期:
ユズの収穫は8〜10月にかけて分かり緑色の実の収穫をし、 11〜12月に熟した黄色の実の収穫をします。
収穫方法:
上記の収穫期に目的のユズの実を、木からもぎ取るように収穫します。
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