マーレイン
ゴマノハグサ科モウズイカ属 2年草
【学名】 Verbascum
Thapsus
【別名】 ビロードモウズイカ、バーバスカム、コモンマーレイン、キャンドルウイック
【将来的なサイズ】 高さ:1.5m 幅:50cm
【花期】 7〜9月
【原産地】 地中海沿岸〜中央アジア
【耐寒性】 強い
【利用部分】 花、葉
【利用方法】 園芸、ハーブティー
【効能】 去痰作用、鎮静作用
【注意点】 特になし
マーレインはヨーロッパの地中海沿岸から東アジア、アフリカの北部原産で
日本には明治時代に伝わり、現在では日本各地で野生化し自生しています。
マーレインの葉や花には薬効があり、薬草ハーブとして用いられています。
マーレインは株全体に灰白色の綿毛があり、根出葉は幅10cm以上、
長さ30cmほどになります。
茎は直立して、先端に黄色の花を穂状に多数つけ、
草丈は2mを越すこともあります。
【マーレインの効能】
マーレインには去痰作用や鎮静作用があることが知られています。
また、消化器系の不調を解消や下痢の緩和、鎮痙作用、腹痛・咳を伴う
インフルエンザの症状に効果があります。
【マーレインの利用法】
マーレインは大きく生長し存在感があるので、
ガーデニングのポイントとしても利用できます。
花や葉をハーブティーにするのも人気ですが、 綿毛がのどを剌激するので、一度こしてから飲みます。
去痰作用があるので喫煙家にはおすすめのハーブティーです。
マーレインのハーブティーは、クセのない味で、 やわらかな甘みが後に残る香ばしいウーロン茶のような味です。
マーレインは野生化するほど丈夫な植物ですが、
高温多湿にはやや弱いので、栽培する際には、
夏の高温と湿気には注意するようにしてください。
マーレインはこぼれ種で次々と増えるので、
必要以上にはびこらないように管理が必要です。
【植える時期】 マーレインの植え付けは9月が適期になります。
種まきは4〜5月が9〜10月に行います。
【植える場所】 マーレインは日当たりと水はけのよい場所に植えてください。
【植え方】 マーレインの種は細かいので、種まきの際に土はかぶせません。
マーレインは大きく生長しますので、複数株植える場合は 株間を50〜60cmほど確保して植えるようにしてください。
【収穫時期】 マーレインの収穫は花期の6〜8月にかけて行います。
【収穫方法】 収穫の際は株の根元から全草を刈り取り、 そのまま使用するか日陰で乾燥させてから利用します。
ドライフラワーにした花はもろいので扱いには注意を。
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