タラゴン
キク科 多年草
【学名】 Artemisia
Dracunculus
【別名】 フレンチタラゴン、エストラゴン
【将来的なサイズ】 高さ:50cm 幅:30cm
【花期】 5〜7月
【原産地】 シベリア〜中央アジア、東欧
【耐寒性】 強い
【利用部分】 葉、茎
【利用方法】 料理、ハーブティー
【効能】 食欲増進、消化促進、駆虫効果、リウマチ緩和
【注意点】 とくになし
タラゴンには、フレンチタラゴンとシベリア原産の
ロシアンタラゴンの2種類があります。
直立した茎が50cm程の茂みのようになり、葉は細長く先がとがっています。
つぽみをつけることがありますが、ほとんど開花せず、種子がとれるのは稀です。
ロシアンタラゴンは草丈がlm以上になりますが、 香りがフレンチタラゴンより劣るので、 料理のに用いられることはほとんどありません。
料理には香りのよいフレンチタラゴンが利用されますが、
不稔性のため種はできません。
タラゴンは収穫したのち、冷凍または、ビネガーやオイルにつけて保存します。
【タラゴンの効能】
タラゴンは駆虫効果がありますので、庭に植えていると、周りの植物にも 虫がつくことを避けることができます。
その他、リュウマチの症状の緩和や消化促進、食欲増進作用があります。
【タラゴンの利用法】
タラゴンにはアニスに似た甘い香りがあり、鶏料理や魚料理、
スープによく合います。
フランス料理ではフィーヌゼルブに欠かせない ハーブのひとつとして重宝されています。
また、タラゴンの若葉はソースや、 オムレツなどの卵料理に利用することができます。
タラゴンの香りは、乾燥させると消えてしまうので、 フレッシュのままで使うようにしてください。
ハーブビネガーにも利用することができます。
タラゴンの香りを維持して収穫するためには、
2年に一度くらい株分けをして、株を更新する必要があります。
秋には腐葉土や堆肥で根元を覆い、冬は株のまわりに腐葉土を敷いて覆います。
タラゴンを鉢植えにした場合に、冬に室内に取り込むと寒さにあわないため、 翌年の春に萌芽しなくなってしまいます。
寒さに当てることが必要なのです。
植える時期:
タラゴンの植え付け時期は、3〜5月および9〜10月が適期で。
植える場所:
タラゴンは暑さに弱いため、排水がよく、半日陰で涼しい場所に植えてください。
植え方:
タラゴンは種子がないので、苗で購入するか、
食材として売られているものを購入し、挿し木にして栽培するようにします。
収穫時期:
タラゴンの葉の収穫は5〜10月にかけて長い間、行うことができます。
収穫方法:
タラゴンは暑さに極端に弱いので、春の芽出しから肥料を与えて
一気に生長させ、梅雨前に株元から10cmぐらいで刈り取ります。
涼しい場所で栽培しているタラゴンは、 葉の香りが最も強くなる夏がベストの収穫期です。
1年目は収穫を我慢し株の充実に充て、翌年から葉を摘み取るようにします。
収穫したタラゴンの保存は、オイル漬けや酢漬け、冷凍保存にします。
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