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セントジョーンズワートの概要

セントジョーンズワート

オトギリソウ科 多年草




【学名】 Hypericum Perforatum

【別名】 セイヨウオトギリソウ

【将来的なサイズ】 高さ:60cm 幅:50cm

【花期】 7〜8月

【原産地】 アジア西部〜ヨーロッパ

【耐寒性】 あり

【利用部分】 葉、花

【利用方法】 ハーブティー、ヘルスケア、染色

【効能】 抗ウイルス効果、抗菌作用、リラックス効果、不眠症や抑うつの症状の緩和

【注意点】 妊娠中は摂取を控える
       内用外用ともに使用後は日光に当たらない



セントジョーンズワートの特徴
セントジョーンズワートはアジア西部〜ヨーロッパ原産の多年草です。

茎は直立してよく分枝し、葉は円形から心臓形、
花は5枚の黄色の花びらが星形に咲きます。
葉と花に黒点と黒線があるのが特徴です。

日本でも同種のオトギリソウ(Hypericumerectum)や、
変種が多く自生しています。


英名のSt.John's Wort (聖ヨハネの草)は、
聖ヨハネが処刑された6月24日頃までに花が咲き、
伝統的にその日に収穫されたために付けられた名前です。

古来ヨーロッパでは、悪魔や魔女を遠ざける
魔除けの力のあるハーブとされて来ました。



セントジョーンズワートの効能】

セントジョーンズワートの成分には、
抗ウイルス効果や抗菌作用などの効能があります。

ハーブティーにすると緊張を和らげたり、
不眠や抑うつなどに効果的と言われています。

また、強壮効果や夜尿症にも効くそうです。


【セントジョーンズワートの利用法】

セントジョーンズワートは昔から傷を治す薬草として、
花や葉を油に浸した浸出油を傷や打撲、
神経痛などの薬として利用されてきました。

近年は、葉をハーブティーにするのも人気です。

日本に自生するオトギリソウも、打撲や切り傷などの民間薬として使われます。

花は黄〜オレンジ色系の染料にもなります。




セントジョーンズワートの栽培・育て方
セントジョーンズワートの地下茎は横に広がって生長する性質のため、
植える場所には注意してください。

また、生長して込み合ってきたら、収穫を兼ねて間引くか、
株分けをして風通しを良くします。


セントジョーンズワートの剪定は、春の芽だし前に1〜2節を残して行います。
開花した枝も同じように剪定します。



植える時期:
セントジョーンズワートの植え付けは、3〜4月、9〜10月が適期です。

播種は春と秋に行うようにし、株分けは4〜5月、9〜10月が適期です。


植える場所:
セントジョーンズワートは日当たりと
水はけのよい砂地に植えるようにします。


植え方:
セントジョーンズワートはヨーロッパ原産なので
弱アルカリ性の土壌がおすすめですが、
苦土石灰で中和しなくても問題ありません。


収穫時期:
セントジョーンズワートの収穫は7〜8月にかけて行います。


収穫方法:
セントジョーンズワートの収穫は、7〜8月に風通しを良くする剪定を兼ねて、
葉と花を収穫するとよいでしょう。

ドライにして缶やビンなどに入れ、直射日光の当たらない
涼しい場所で保存しておきます。




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