コモンセージ
シソ科 常緑小低木
【学名】 Salvia
Officinalis
【別名】 ガーデンセージ、ヤクヨウサルビア
【将来的なサイズ】 高さ:60cm 幅:50cm
【花期】 6〜7月
【原産地】 地中海沿岸、北アフリカ
【耐寒性】 あり
【利用部分】 葉、花
【利用方法】 ハーブティー、料理、ヘルスケア、園芸 切り花、クラフト
【効能】 防腐作用、殺菌作用、抗菌効果、強壮効果、解熱作用、収斂作用、
通経作用、浄血作用、消化促進、抗菌、更年期障害
【注意点】 特になし
コモンセージは学名の「Salvia=救う」が表すように、
古代ギリシャ・ローマ時代から、人々の健康と密接に関わってきたハーブです。
古いアラビアのことわざには、「庭にセージがあれぱ死なない」
というものもあります。
コモンセージの茎はよく分枝して上に伸び、基部から木質化して生長します。
コモンセージの葉は卵状披針形で、細かい毛があり、
べルベットのような感触で、灰緑色に見えます。
花は花茎を伸ばしながら紫色の筒状花を輪生し、間隔の長い穂状に多数つけます。
花をつける直前が、最もハーブとしての効能のすぐれている時期と言われます。
セージには様々な種類のものがあり、パイナップルの香りのするものや 深紅色のきれいな花のものなどがあります。
セージの中で一番用途が広いのは、「コモンセージ」という種類で、 葉の表面が銀が混じったような緑色です。
大きな特徴として、全体にふわふわとした白い毛が生えています。
【コモンセージの効能】
コモンセージには防腐作用、殺菌作用、抗菌効果、強壮効果、解熱作用、
収斂作用、通経作用、浄血作用、消化促進、抗菌、更年期障害精神安定、 美肌、老化防止など様々な効果があります。
ソーセージの名前の「セージ」は、このハーブ「セージ」が語源ともいわれます。
昔から、高い防腐効果が認められていたのです。
【コモンセージの利用法】
セージは古くから、万病に効く薬草として用いられてきました。
また、薬用だけでなく料理用としても優れ、肉料理や魚料理では臭みを消して 風味を引き立てるために使います。 豚肉料理やソーセージには欠かせません。
野菜や乳製品とも合うため、さまざまな料理に利用できます。
ハーブティーはもちろん、オイル、ビネガー、ワインに潰けたり、 フリッター、サラダにも利用できます。
食用の他に、ガーデンやアレンジメント、ドライフラワー、染色、お風呂、
石けん、シャンプーやトリートメントなど、利用範囲は多様です。
リースの素材としても最適です。
チェリーセージ 学名: Selvia Coccinea 開花時期: 周年 草丈:
0.5〜1.2m 耐寒性:
中
チェリーセージは赤く鮮やかな花をつけ、主に観賞用に用いられます。
各枝より数本の花茎を出します。
ブロードリーフ・セージ 学名: Salvia Officinalis "Broad
Leaf" 開花時期: 7〜8月 (咲くのは稀) 草丈:
30〜70cm
他のセージに比べると、ブロードリーフは葉の幅が広い。
香りもよく、丈夫で育てやすいのが特徴。
エルサレム・セージ 学名: Phlomis Frulicosa 科目:シソ科フロミス属
多年草 開花時期: 6〜9月 草丈: 40〜70cm 耐寒性:
中
セージの名がつきますが、別の属種で、黄色の筒状花を輪生させます。
ゴールデン・セージ 学名: Salvia officinalis
"Icterina" 開花時期: 7〜8月 (咲くのは稀) 草丈:
30〜70cm
マイルドな風味が特徴で、明るい緑色の紫の縁に、黄色の斑が入る。
ウッド・セージ 学名: Teucrium Scorodonia 科目:シソ科ニガクサ属
半低木 開花時期: 7〜9月 利用部位: 全草 草丈: 30〜50cm 耐寒性:
強
ウッドセージはセージの名がつきますが、実際は別の種族です。 昔から薬用として用いられました。
葉をハーブティーなどにします。
メキシカンブッシュ・セージ 学名: Salvia Leucantha 別名:
メキシカン・セージ、アメジスト・セージ 科目: シソ科アキギリ属/多年草 開花時期: 9〜11月 草丈: 0.8〜1.6m 耐寒性:
中
赤紫色のビロードのような花を、秋から晩秋にかけて咲かせるのが特徴。
パイナップル・セージ 学名: Salvia Rutilans 科目: シソ科アキギリ属
多年草or小低木 開花時期: 9〜10月 草丈: 50〜90cm 耐寒性:
中
その名前が示す通り、茎にパイナップルに似た香りがあり、 茎先端に赤い花をまばらな穂状につけます。
トリカラー・セージ 学名: Salvia Officinalis
"Tricolorl" 別名: トリコロール・セージ 開花時期: 7〜8月 (花が咲くのは稀) 草丈:
30〜70cm
トリカラーの葉は縁に白色の斑が入り、葉柄に近い部分は紅色になります。
香りはマイルドなのが特徴です。
ペインテッド・セージ 学名: Salvia Horminium 科目: シソ科アキギリ属
一年草 開花時期: 6〜9月 草丈:
30〜60cm
ペインテッド・セージは主に観賞用に、花壇やドライフラワーとして用います。
茎は直立して分枝し、先端の苞葉が桃や紫、白などに色づきます。
クラリー・セージ 学名: Salvia Sclarea 和名: オニサルビア 科目:
シソ科アキギリ属 二年〜多年草 開花時期: 7〜8月 草丈:
0.8〜1.8m
クラリーセージは、セージの仲間では最大の品種になります。
クラリーは大形の花穂を伸ばし、植色の苞葉を持った花を多数つけます。
下記のような効果のある精油を採ることができます。
強壮作用、血圧降下、催淫作用、子宮強壮、 鎮静効果、消炎作用、分娩促進、防臭効果
スパニッシュ・セージ 学名: Salvia Lavandulifolia 開花時期:
6〜8月 草丈:
20〜60cm
スパニッシュセージは、明るめの紫色の花をつけます。
全草に芳香があるのが特徴で、ハーブティーなどに用います。
パープル・セージ 学名: Salvia Officinalis
"Purpurea" 別名: レッド・セージ 開花時期: 7〜8月 草丈:
30〜70cm
紅紫色の若い葉が出てくる品種で、生長に伴い緑色に変わります。
ロシアン・セージ 学名: Perovskia
Atriolicifolia 科目:シソ科ペロフスキア属 落葉低木 開花時期: 7〜9月 樹高:
0.6〜1.3m
セージの名がつきますが、ロシアンセージは別の属種です。
全体に銀灰色に見えるのが特徴で、分枝した枝先に紫色の花をつけます。
コモンセージは梅雨時には蒸れないように、
枝を間引いて風通しをよくするようにします。
コモンセージの花芽は、前年の枝につきます。
コモンセージを栽培する際には、春と秋に窒素分の少ない肥料を追肥します。
植える時期:
コモンセージの植え付けは4〜5月、および9〜10月が適期です。
挿し木は6月が適期になります。
植える場所:
コモンセージは日当たりと排水、風通しのよい場所に植えるようにします。
真夏の強い直射日光に当たると、株が弱り、枯れてしまうことがあります。
植え方:
コモンセージの発芽には、日光と20〜25℃の温度が必要です。
植え付けの際は堆肥を元肥とし、プランターなら3〜4株を植え、 地植えの場合は株間30〜40cmとします。
酸性土壌を嫌うので、2週間ほど前から苦土石灰で中和しておくようにします。
植え替えの場合は、下の方の古い根を3分の1くらい切り落として、 新しい用土で一回り大きい鉢に植えます。
収穫時期: コモンセージは一年を通して収穫できます。
収穫方法: コモンセージの収穫は、30cm以上に生長したら、
枝の下の方の葉を数枚残して行ないます。
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