現在確認することができるポプリの歴史は古く、
イギリスやスコットランドの古城には部屋の片隅の古めかしい壷の中に ローズポプリが詰まっているのを見ることができます。
これらのポプリは100年以上の時を経てもまだほのかに香っているのです。
また、エリザベス朝のスティルルーム(香りの製品を作るための部屋)では ポプリが盛んに作られていましたと言われています。
現在に比べると衛生状態のよくない時代には、 ハーブで作られたポプリが部屋の空気を浄化し、 かぐわしい香りで部屋を満たしていたのです。
ビクトリア時代にはポプリの香りが漂い出るよう、
ふたにアイズと呼ばれる穴を開け、ハーブや花の絵つけを施した
美しい陶器製の壺のポプリポットが盛んに作られるようになりました。 ポプリpot-pourriは花香、香壺、メドレー、 アンソロジーなどの意味のフランス語です。
ポプリはハーブやスパイス、花、柑橘類、木の実、
木の皮などを入れて作ります。
庭の草花とハーブで作るマイガーデンのポプリや、 文学にちなんだポプリ、プレゼントされた花束のポプリ、 旅の思い出のポプリなど、テーマに合わせて 様々なポプリを作ることができます。
また、新緑や紅葉の葉、木の実などで、季節のポプリを作ることができます。
ポプリを作る器はジャムの空きビンや陶器の器、ガラスのボウル、
つる編みのかご、紙製のボックスなど、様々な容器を
利用することができるので、お部屋や置く場所にぴったりの
容器を見つけるのもとても楽しい作業のひとつです。
自分で素材をミックスし、熟成させたポプリは、 市販品にはないふくよかな香りを漂わせます。
その時々のあなたの思いを秘めてポプリは香ります。
暮らしを彩るオリジナルな香りのインテリアとして、
是非、お気に入りの空間に飾りましょう。
切り花にしてのアレンジメントや香りの花束におすすめです。
花の色を上手に残してドライフラワーを作れば、 カラフルなクラフトの素材として活躍します。
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