ハーブの栽培や選択に欠かせない用語集を紹介します。
一年草
一年草とは発芽後１年以内に開花結実し、その後、
株全体が枯死して種が残る草本性植物のことをさします。
枝すかし
枝すかしとは蒸れないように込み合っている部分の枝を切り、
株の間に風が吹き抜けるようにすることです。
花茎
花茎とは葉はつけずに先端に花だけをつける茎のことです。
花序
花序とは１本の茎に咲く花の配列の仕方で、
花のついた茎全体のことをさす場合もあります。
花柄
(花の柄)
花柄とは花序の花のつく枝のことをいいます。
距
距とは萼や花の基部近くが狭長で管状になり、
けづめ状に突出した部分のことをさします。
切り戻し
切り戻しとは株全体の大きさを1/2〜1/3くらいまで刈り込み、
コンパクトにすること。
一般的には梅雨前、越夏、越冬に備えて行います。
嫌光性種子
嫌光性種子とは光があると発芽が抑制され、
暗黒条件下で発芽が促進する種のことです。
種まきの覆土を行い、暗所で管理するようにします。
好光性種子
好光性種子とは発芽するとき、光によって発芽が促進される
種のことを指します。
種まきの覆土は行わないのが一般的ですが、
稀に、ごく薄く行うこともあります。
根茎
根茎とは地下で横に伸びる茎が肥大し、
ショウガのような形になり、茎や根が生じる球のことです。
宿根草
宿根草とは草本木部があまり発達せず、
柔らかな草質の茎を持つ植物のことで、
１年のうちの一定期間、地上部が枯死する多年草で、
地下茎と根が越冬、越夏し、条件がよくなると
再び生長します。
耐寒性
耐寒性とは冷涼地産の植物で、冬季の気温が-11℃以下まで
耐えることのできる植物の性質のことです。
多年草
多年草とは草本の中で、２年〜多年に渡って生育する植物です。
一定期間、地上部が枯死するものと、常緑のものがあります。
追熟
追熟とは果実などを収穫後に完熟させることで、
十分に熟す前に摘み取り、その後、芳香や色などの外観、
あるいは胚が成熟することです。
追肥
追肥とは元肥を施したあと、植物の生育期間が長いときや、
生育が旺盛な場合、肥料不足で生育を止めないよう、
様子を見ながら与える肥料のことを指します。
追肥としては速効性肥料、または緩効性肥料を施します。
摘心
摘心とは茎の先端部を摘み取ったり切り戻すことで、
残った部分の栄養状態をよくして、側枝の発生と伸張を促します。
ニ年草
二年草とは発芽後、その年には開花せずに翌年に開花結実し、
その後枯死して種が残る草本植物のことです。
開花には冬の低温にさらされることが必要になります。
根鉢
根鉢とはビニールポットや鉢の中にある根と土全体のことです。
半耐寒性
半耐寒性とは温暖地産で、冬季の気温が-11℃まで
耐えられる植物の性質のことをさします。
また、半日陰木もれ日程度の日当たりがあり、
非耐寒性熱帯地産で、冬季の気温が３℃まで耐えられる
植物の性質を表す場合もあります。
戸外では越冬は無理なため、室内に入れる必要があります。
覆土
覆土とは、まいた種子の上に種まき用の土をかけることです。
通常は種子の２〜３倍の厚さに覆土します。
不稔性
不稔性とは植物が開花したとき、受粉能力を有しないことです。
そのため、種は生じません。
ホウ葉
ホウ葉とは花芽やつばみを保護するために花の下や葉の上につく、
花のように見える特殊な形をした葉のことです。
間引き
間引きとは生育に適切な栽培スペースを保つために、
生長の遅いものや早いもの、徒長したもの、
形の悪いものなどを引き抜く作業のことです。
木本
木本（もくほん）とは木になる植物の仲間で、
木部がよく発達して、固い丈夫な多年性の茎を持つ植物です。
元肥
元肥とは苗の植え付け、植え替え、種まき、
株分けなどのときに施す肥料のことで、
緩効性、または遅効性の肥料が適しています。
葉身
葉身とは葉の広がった部分のことで、
葉の本体ともいえる部分のことです。
葉柄
葉柄とは葉身と茎をつなぐ柄の部分のことです。
葉身と茎の間の養水分などの輸送路になり、
葉身を支える役目があります。
鱗茎
鱗茎とは球根の一種で、短い茎の回りに葉や葉の基部が
多肉化して貯蔵器官となり、鱗片葉となり、
ユリ根のように球状に重なったもののことです。
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