デパートやスーパーなどで
最近よく目や耳にするハーブですが、
いったいどのようなものなのでしょうか？
ハーブ(harb)とは「薬用または芳香性の高い植物の総称」で、
心と体を癒してくれる植物という意味です。
英語では主にその根よりも葉を指すのが一般的で、
マリファナ（大麻）などのこともハーブと呼んだりします。
あまりおすすめできる使い方ではありませんが…
ハーブは欧州では古くから民間医療に
用いられてきた歴史があり、この歴史と言葉の意味から、
日本の伝統民間薬であったドクダミや柿の葉、
料理に香りを添えるミツバなどの和の香草も
ハーブの一種ととらえることができます。
化学的に合成された薬が発明される以前には、
東洋・西洋ともに自然の植物の持つ力を
薬として活用してきました。中国の漢方薬、
インドのアーユルヴェーダ、日本の薬草がこれにあたります。
植物の葉や花、根を煮出してエキスを抽出したり、
煎じて湯に混ぜて薬として利用してきました。
抽出したエキスは飲んだり、湿布したり、
入浴に用いたりすることで、体を温めたり、
冷やしたり、皮膚の消毒をしたり、痛みを鎮めたり、
解毒したりと、実に幅広い薬効があります。
その中でも毎日の生活で最も手軽に実践できるのが、
お茶にして飲むハーブティーです。
ハーブティーを取り入れるには次の2点に注意してください。
①お茶にしてよいハーブかどうかを確かめる。
たとえば、同じセージの仲間でも、いくつもの種類があり、
葉の形も特徴も異なります。正しい種類を選択しなければ、
期待する効果を得ることができないばかりか、
マイナスの影響を与えてしまうことさえあります。
②用いる部位を間違えない。
異なる部位には毒が含まれている場合もあるので、
特に注意が必要になります。
初心者なら、信頼できるハーブの専門店で、
ハーブティー用に売られているドライハーブを
１種類ごとに少量ずつ購入することをおすすめします。
お店のスタッフに効能などを相談するのも手です。
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