エリカ ERICA
ツツジ科 常緑低木
【学名】 Calluna Vulgaris (Erica
Vulgaris)
【利用部分】 花、葉、茎
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 酸性土を好む。
【薬効】 腎臓と尿路の感染症の緩和。強壮作用。
【他の利用法】 薬用。園芸用。
薄紅色の小さな花がかわいいので 園芸用として人気の高いエリカは 品種改良が盛んにおこなわれており、 今日では1000種類以上の品種があります。
ヘザーやヒースという名前でも、 広く親しまれているハーブです。
ヨーロッパの農家にはなじみの深いもので、 薬用、ハーブティー、燃料、飼料、 屋根を葺く材料に用いられてきました。
エリカのハーブティーは、草の香りがし、 さわやかな苦みがあります。
エリカのハーブティーに使う花は、 花がまだつぼみのときに、 その蕾がついた先端の部分を 摘み取って乾燥させます。
エリカは利尿、殺菌、鎮静作用などが よく知られていますが、 泌尿器系に殺菌効果がある成分が 含まれておりますので、 腎臓や膀胱の病気の治療薬として 使われてきました。
エリカのハーブティーは、 ミネラルが豊富なので、 強壮効果があり、 痛風やリウマチにも有効です。
エリカはアルブチンという含み、 これが美白効果をもたらします。 この成分にはメラニン生成抑制効果があり、 シミが気になる人は化粧水として 利用するのも効果的です。
入浴の際にエリカを入れると、 リウマチの痛みがやわらぎます。
殺菌効果があるので、 ニキビの治療薬にも用いられます。
ハーブティーを洗顔に使っても、 同様の効果が期待できます。
エリカは、そのままお茶にしてもよいのですが、 淹れる前に茶葉に少し手を加えると、 より強い香りを楽しむことができます。
おいしく淹れるための前準備としては、 茶葉を手で揉んで香りをたてたり、 乳鉢でより茶葉の香りを引き出す方法があります。
エリカのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のエリカを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま2分〜3分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
エリカのおすすめブレンドには下記のようなものがあります。
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紅茶 + エリカ (少量) いつもの紅茶に少しアクセントをつけたいときにおすすめ。
A エリカ
(30%) + 桑葉 (30%) + エルダーフラワー (40%) 美白や美肌効果があるので、お肌のケアに効果的です。
B エリカ (40%) + コラーゲン (40%) + キャッツクロー (20%)
膝や腰、肩などの関節の疲労回復に効果的。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、 紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
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