マジョラム MARJORAM
シソ科 多年草
【学名】 Origanum
Majorana
【利用部分】 葉
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 エジプト、地中海沿岸
【栽培】 日当たりのよい斜面が向く。
【薬効】 消化促進、防腐作用、鎮静作用、カゼ、頭痛の緩和、生理不順。
【他の利用法】 料理、ポプリ、入浴剤。
【注意点】 心臓に障害のある人は、使う量に注意が必要。 子宮を刺激するので妊娠中は使用禁止。
スイートマジョラムとも呼ばれるハーブで、 オレガノなどのハーブの仲間です。 特有の風味はオレガノよりも甘みや香りが強く、 タイムにも似た味や香りです。
別名、ノッテッドマジョラムとも呼ばれ、 和名はマヨラナです。 生薬名は馬郁蘭(バイクラン)です。
ふわふわとしたマジョラムの葉は爽やかな香りがし、 お茶を飲むと草の香りが口いっぱいに広がります。
古代エジプトではオシリスの神秘の植物として、 古代ギリシャ・ローマ時代には幸福のシンボルとして 食用や薬用に広く活用されてきました。
幸福をもたらすハーブと考えられ、 結婚するカップルの頭にマジョラムで作った 花冠を載せて祝ったと言い伝えられています。
墓の上にマジョラムが生えると、 死者が幸せになるとも言われました。
ポップが登場する以前には、 ビールの醸造に使われたこともあります。
香り付けと防腐剤の役割があったそうで、 芳香剤や化粧品にも用いられ、 家具や床を磨くときに用いられることもありました。
イタリア料理では香りづけによく使われ、 ソーセージ、スープ、野菜料理のほか、 マトンや臓物類のクセのある肉料理とも好相性です。
マジョラムはリキュールの材料としても用いられます。
肩こりなどの筋肉の張りにも良く使われ、 沐浴にも使えます。
マジョラムのハーブティーはやや苦みがあり、 古くから消化を促進して、胃腸の動きを助けるとともに、 体内の毒素を排出する効果が知られています。
さわやかな風味が食欲を増進させるので、 食欲がない時に食前に飲むのもおすすめです。
鎮静作用もあるので、気持ちを落ち着かせ、 不眠症状を和らげてくれます。
風邪の諸症状や頭痛を抑える効果もあります。
ビタミンAが法具に含まれているので、 麻酔作用があり、噛むと歯痛がおさまります。
マジョラムは、そのままお茶にしてもよいのですが、 淹れる前に茶葉に少し手を加えると、 より強い香りを楽しんでいただけます。
おいしく淹れるための前準備として、 茶葉を手で揉んで香りをたてたり、 乳鉢でより茶葉の香りを引き出すとよいでしょう。
このようにしてハーブの組織をつぶすことで、 香りを十分に引き出すことができます。
マジョラムのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ0.5杯〜1杯程度のマジョラムを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま2分〜3分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
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