ラズベリーリーフ RASBERRY
LEAVES
バラ科 落葉低木
【学名】 Rubus
Idaeus
【利用部分】 葉
【浸出時間】 3〜5分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 苗木を浅く植える。
【薬効】 子宮や骨盤の筋肉の強化。荒れたのどや口内炎の不快感の改善。
生理痛の緩和。貧血予防。
【他の利用法】 ジャム、お菓子、染料、香味料。
【注意点】 妊婦が使用する場合は、医師の指示に従うこと。
ラズベリーのきれいな赤い実は、 酸味を含んださわやかな甘みで、 ヨーロッパでは古くから親しまれてきました。
中世には栽培も始められ、 多くの変種が登場しています。
和名はヨーロッパキイチゴで、 日本で自生するキイチゴとは別種です。
葉を使ったラズベリーのお茶は、 やわらかな甘みが感じられる香りで、 すっきりとした味わいが楽しめます。
ベリー系の甘いやさしい香りで、 イライラした気持ちを落ち着かせ、 心身をおだやかにしてくれます。
このハーブティーが注目されたのは、 出産を楽にする効果があるからです。 助産婦が付き添う形の自然分娩が 一般的だった時代には、ことのほか重用されました。
ラズベリーリーフは甘酸っぱいイメージのわりには、 果実にはビタミンCはそれほど含まれていません。
その代り、貴重なミネラルである カリウムとカルシウムが多量に含まれています。
そのまま食べてもおいしく、 ジャムやお菓子などにも利用しやすい ヘルシーな食材です。
出産が近くなった時期に ラズべリーのお茶を定期的に飲むと、 子宮と骨盤の筋肉を強くして、 妊婦の負担を軽くしてくれます。
子宮を圧縮させる効果があるので、 産後も飲み続けると、 子宮と骨盤の筋肉を強くして、 体力の回復に役立ちました。
母乳の出をよくするとともに 栄養価を高める効果もあり、 妊婦には欠かせない薬と言われます。
ただし、妊娠初期に飲むと 子宮を圧縮する効果がよくない影響を与えるので、 飲み始める目安は、出産予定日の 2か月程前が適切だと言われています。 必ず専門医に相談して、指示に従ってください。
子宮に働きかける作用が強いので、 妊娠期でなくても、生理痛の緩和に対効果があります。
下痢を抑え、のどの痛みや 口内炎や歯肉炎の症状も和らげます。
ラズベリーリーフのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のラズベリーリーフを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま3分〜5分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
ラズベリーリーフのハーブティーは、 甘酸っぱい香りがしますが、あまり味がしないので、 他のハーブとのブレンドがオススメです。
おすすめブレンドは下記のようなものがあります。
@ラズベリーリーフ+カモミール 1/2:1/2 カモミールの甘い香りが心をほぐし、 ラズベリーリーフが心身に働きかけてくれます。
Aラズベリーリーフ+リンデンフラワー+パッションフラワー 1/3:1/3:1/3
まろやかで飲みやすいブレンドです。
▼私がよく買い物をしているおすすめのサイトです。
|