レッドクローバー RED
CLOVER
マメ科 多年草
【学名】 Trifolium
Pratense
【利用部分】 花
【浸出時間】 3〜5分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 暑さに弱いので栽培時には注意を。
【薬効】 利尿作用。鎮痙作用。消炎作用。関節炎の緩和。精神安定作用。
腫瘍の成長抑制。抗炎症の浄化。抗凝血作用。冠動脈血栓に効果。 のどの不快症状をとる。
【他の利用法】 薬用。
レッドクローバーはヨーロッパ原産ですが、 日本でも多く自生しており、 牧草としてもおなじみのハーブです。
和名はムラサキツメクサです。
レッドクローバーは古くから薬として 利用されており、その歴史は 古代ローマ時代にまでさかのぼります。
レッドクローバーは多年草ですが、 2年目以降は生育が悪くなるので、 毎年、種を撒くのがおすすめです。
ホワイトクローバーとは花の色が違うだけでなく、 品種も少し違うハーブになります。
レッドクローバーのハーブティーは、 かすかに草のすっぱい香りがし、
やわらかな甘みが感じられます。
レッドクローバーは健康促進効果が高く、 高い強壮剤として用いられてきました。
呼吸器系に働いて咳を止め、 痰を取り除く効果もありますので、 のどの調子がよくないときなどには おすすめのハーブティーです。
また、風邪やインフルエンザの 症状の緩和にも効果があります。
腫瘍の成長抑制効果が 1930年ごろから認められ、 がんの治療薬としても注目されました。 現在でも乳がんの治療薬として 使われています。
抗ウイルス性をもち、 皮膚細胞再生を高めることから、 皮膚のかぶれや湿疹がでたときに 湿疹・皮膚の炎症を抑える効果があります。
レッドクローバーにはイソフラボンが 含まれており、このイソフラボンが 女性の美容と健康に効果的です。
女性のホルモンバランスを 調整する働きから、更年期障害の 諸症状を緩和する効果があります。
レッドクローバーは、そのままお茶にしてもよいのですが、 淹れる前に茶葉に少し手を加えると、 より強い香りを楽しむことができます。
おいしく淹れるための前準備としては、 茶葉を手で揉んで香りをたてたり、 乳鉢でより茶葉の香りを引き出す方法があります。
レッドクローバーのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のレッドクローバーを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま3分〜5分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、 紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
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