レモングラス LEMON
GRASS
イネ科 多年草
【学名】 Cymbopogon
Citrates
【利用部分】 葉
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 インド、ブラジル
【栽培】 家庭でも比較的簡単に栽培できる。
【薬効】 消化促進。腹痛・下痢の緩和。疲労回復。食欲増進。
風邪やインフルエンザの症状改善。
【他の利用法】 香水、東南アジアでは料理によく使う。
レモングラスはススキによく似た 背の高い草ですが、葉をちぎってこすると、 レモンとそっくりの香りがします。
これは、レモンの香りの成分でもある シトラトールを多量に含んでいるためです。
香りはレモンのようにすがすがしく、 酸味のまろやかなレモングラスのお茶は、 多くの人に親しまれる味です。
フレッシュハーブでも、ドライハーブでも おいしく味わうことができますが、 ドライハーブだと風味がやや落ちます。
ドライハーブを使う時は、 1〜2cmに切ったものを手で軽くもみ、 フレッシュハーブは細かく刻むか、 手でちぎって使います。
もの足りないようなら、 レモンピールやレモンバームなどを 少し加えるとさわやかさが引き立ち、 味にメリハリがつきます。
ホットのレモングラスティーは汗を出させるので、 かえって後が涼しく感じます。
アイスレモングラスティーは、 すっきりとした飲み口で、乾きを癒してくれます。
レモングラスの茎をマドラー代りに添えて、 カラカラとかき混ぜ、涼やかな音ともに味わいましょう!
家庭でも比較的簡単に育てられる点も、 レモングラスの特徴です。
市販の苗をプランターなどに植え、 日当たりのよいところに置いて、 水をたっぷり与えれば、すくすくと成長します。
レモングラスは寒さは苦手なので、 冬場には室内に取り込むようにします。
レモングラスは料理にもよく使われ、 特にエスニック料理には欠かせません。 葉や茎(長ネギのような根元の白い部分)が、 さまざまな料理に入っています。
レモングラスはアジアの代表的なハーブで、 世界の三大スープの一つである タイ料理の代表格でもあるトムヤンクンにも レモングラスの茎が使われ、 辛さに独特の風味を添えています。
朝起きた時や、眠い時に飲むと 気分がリフレッシュします。
レモングラスのハーブティーには 消化を促進する効果があり、 食前・食後のお茶にもむきます。
刺激があって腹痛や下痢にも効くので、 胃腸の調子がよくなくて食欲がない時などに ぴったりのハーブティーです。
さわやかな風味は疲労回復の効果も高く、 集中力が落ちた時や眠気を感じる時に飲むと、 気分をリフレッシュしてくれます。
発汗や殺菌の効果もあるので、 風邪やインフルエンザの症状改善にも
利用することができます。
レモングラスは、そのままお茶にしてもよいのですが、 淹れる前に茶葉を手で揉んだり、乳鉢で摺ったりと 少し手を加えるとより強い香りを楽しむことができます。
レモングラスのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のレモングラスを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま2分〜3分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
アイスティーの場合は10分程待ちます。
おすすめのブレンドとしては下記があります。
@ レモングラス(1/3) + スペアミント(1/3) + ペパーミント(1/3) さっぱりしたハーブティーで気分がスッキリします。
A レモングラス(1/2) + セボリー(1/2)
食欲を増進させてお食事が進みます。
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